神エホバがイスラエル人の救出者として立てたエフドは、40センチの両刃の剣を服の下の右ももにくくり付け、貢ぎ物をモアブの王エグロンに差し出したことが記されていました。果たしてエフドは民を圧政で苦しめたモアブの王エグロンを打ち倒すことができるでしょうか。聖書には次のように記されています。
「エフドは貢ぎ物を差し出し終えると、貢ぎ物を運んできた人たちを帰らせた。しかし、彼自身がギルガルの彫刻像の所まで来ると引き返し、こう言った。「王よ、内密にお伝えしたいことがございます」。王は「ちょっと待て!」と言った。すると、傍にいた人は皆立ち去った。エフドは、涼しい屋上の部屋に1人で座っている王に近づき、こう言った。「神からの言葉がございます」。王は王座から立ち上がった。その時、エフドは左手で右ももの剣を抜き、王の腹に突き刺した。刃も持ち手も入っていき、脂肪が刃にすっかりあぶさった。腹から剣を抜かなかったからである。そして汚物が出てきた。エフドは出入り口を通って外に出た。屋上の部屋の扉は閉め、鍵を掛けた。エフドが去った後、家来たちが戻ってきて、屋上の部屋の扉に鍵が掛かっていることが分かり、こう言った。「涼しい奥の部屋で(王は)用を足しておられるのだろう」。そしてずっと待っていたが、やがてそわそわし始めた。それでも主人が屋上の部屋の扉を開けないので、鍵を使って扉を開けると、主人(王)が床に倒れて死んでいた。」(裁き人3:18~25)。
上の聖句に記されている通り、エフドは知恵を働かせ、王エグロンと2人きりになります。そして、エフドは王に巧みに話しかけ、右ももの剣を左手で抜き、王の腹を深く刺し、打倒しに成功しました。その後の処置も極めて慎重に対応しています。
さて勝利したエフドはどのようにその後対応するでしょうか。神エホバに栄光と賛美を帰したでしょうか。引き続き次回にお伝え致します。
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