城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

百名山の花・南アルプス南部編 21.6.12

2021-06-12 19:36:58 | 過去の山登り記録
 過去の山登りの記録ばかりで申し訳ない。70歳を過ぎると、もう登ることが出来る山は限られてくる。特に、南アルプス南部ともなればなおさらである。そこへ最初に登ったのは1975年9月12日から16日までで、三伏峠から荒川岳の最低鞍部、そして赤石岳に登り、椹島に下山した。当時、三伏峠小屋、荒川小屋、赤石小屋全て自炊が原則で場合により、テント宿泊であった。さらに椹島と畑薙ダムの間は4時間以上の林道歩きというある意味健脚向きの山域であった。それが小屋はいつからか営業小屋になり、林道歩きもマイクロバスの運行が開始され、随分登りやすくなった。

 ところが、コロナ蔓延の影響で昨年に続き、赤石、荒川、千枚、百間洞の小屋は営業休止となり、さらにマイクロバスも運休となった。ある意味45年前の状況に先祖返りしたような状況となった。コロナの蔓延下でも営業をしている小屋は多いが、なぜここは営業休止となったのであろうか。それは、南アルプスのかなりの面積を新東海製紙株式会社という企業が所有しているからであり、この企業は社会的貢献ということで子会社の東海フォレストがこれらの小屋を管理していた。会社の創業者である大倉喜八郎を始めとしてこの会社の歴代の社長は赤石岳に登ってきたそうである(椹島小屋のその喜八郎がかごで登る写真が展示してある)。


 上記の会社が所有する山域である 北は間ノ岳から南は上河内岳まで

 長い前置きだった。今日の記事は百名山の花となっているので、花を中心とするが、話題の小屋の現状(もちろんコロナ前)とこのルートのたくさんの場所で秀麗な富士山を見ることができるので、その姿も合わせて紹介する。高山植物には少し時期も遅かったが、十分楽しむことはできた。

◯赤石岳・荒川岳 2013年8月16日~20日
 なんと4泊5日の大名旅で、小屋には12時頃には着いていたというのんびりした山旅だった。

 コース図 

 前泊した椹島小屋

 2泊目の赤石小屋 かつての小屋は手前にある さすが企業が作っただけあって奇麗で食事等サービスも良い
 真ん中の人物が今回のツアーリーダー(キリマンジャロに何回も案内していると聞いた、他に2名サブリーダーがいる)

 夕暮れの赤石岳 とにかくでかい山だ

 既に3日目 富士見平付近からの富士山

 ミネウスユキソウ

 ミヤマアキノキリンソウ

 コウメバチソウ

 オヤマリンドウ

 タカネヤハズハハコ

 チオシマギキョウ

 タカネツメクサ

 荒川小屋 45年前は石造りでこのときは入りきれず、テント泊

 4日目 荒川小屋からの夜明け前の富士山

 ゲージに囲まれたお花畑

 タカネマツムシソウ

 コバノコゴメクサ

 ミヤママンネングサ

 ミヤマシオガマ

 オンタデ

 悪沢岳

 タカネナデシコ

 ミヤマタンポポ

 悪沢岳山頂に咲くトウヤクリンドウ

 イワツメクサ

 タカネヒゴタイ

 タカネニガナ

 タカネビランジ

 ミヤマツメクサ

 5日目ご来光(千枚小屋)

 千枚小屋

 写真ある程度ないと寂しいが、これだけ多いと見ている方は飽きてしまうだろう((^0^)。


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6月の野菜 21.6.10

2021-06-10 19:52:42 | 野菜作り
 真夏を思わせるような暑い日が続いている(揖斐川町は既に暑さ全国一番を記録した。)。こうなるとナス、トマト、キュウリなど毎日の水やりが欠かせない。本来は梅雨明けに行う里芋の水やりも今日初めて行った。バケツの水を里芋の畝の間に流し込む作業で、たまたま水路が畑に面しているので比較的楽にやることができている。また、枝豆も追肥はしたけれども、雨が少しも降らないのでやはり畝の間に水を流し込んだ。

 夏野菜の現時点での生育状況等について順次報告する。昨日2回目の追肥を行った(ナス、トウガラシ、キュウリ、トマト等、ほぼ2週間ごとに追肥を行う)。


 まずはキュウリ 6月1日に5本ばかりを初収穫して、以降毎日5本程度収穫している

 ナスも随分大きくなってきた 近日中に2個収穫できそうである

 甘トウガラシ 2個だけ収穫 まずは木を大きくしなければいけない

 トマト大 昨年の収穫は6月下旬 もう少し待たないといけない
 昨日家内が昨年の収穫したトマト大の冷凍を取り出し、トマトソースを作っていた
 ミニトマトはかなりの部分を冷凍するが、大はサラダかスライスして食べるので、そうは残らないはずなのだが

 トマトミニ キャロル

 枝豆 追肥をしたばかり 花が咲きつつある

 ブロッコリー 毎日青虫の除去をしているが、食害が多くある

 スイカ 雌花 見つけたら雄花と合体させるが、そのうちの一部しか実にならない
 雌花と雄花が充実していることが必要だと思われる この作業は午前9時までにはしないといけない

 カボチャ まだ雌花が全然ない 親ツルの5節目くらいをカットし、子ツルを4本伸す

一雨でも良いから降って欲しいのだが。
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百名山の花・新潟県編 21.6.7

2021-06-07 20:07:47 | 過去の山登り記録
 東北、北海道から花を求めて、今回は新潟県の二つの山を紹介する。いずれも豪雪地帯にある山で、それだけに雪どけの季節には沢山の花が出迎えてくれる。まずは火打山(2462m)、妙高山(スキー場赤倉、オールドファンには懐かしい名前である)と一緒に登られることの多い山であるが、特に火打山は花と残雪が豊富である。そして、苗場山(2145m)、「苗場」はスキー場として有名である。二つの山は何とか再訪したいと考えている山で、比較的簡単に登ることができる。
 両山では、キヌガサソウ、サンカヨウなど共通した花が多く見られる。

◯火打山 2012年7月18日

 笹ヶ峰から登る。宿泊する場合は高谷池ヒュッテ

 サンカヨウ

 ベニバナイチゴ

 オオバミゾホウズキ

 キヌガサソウ ここの花が一番奇麗だった

 イワイチョウ

 ヨツバシオガマ

 ハクサンシャクナゲ

 クルマユリ

 ハクサンコザクラ

 ミズバショウ

 高谷池ヒュッテの2階から火打山

◯苗場山 2015年7月2日~3日

 このルート図は日帰り用のため、新潟側(図の右側)が描かれていない 私たちは新潟側の和田小屋から入山
 日帰りもできる(特に長野側は短い)が、山頂の小屋に一泊し、夜明け前の苗田(高層湿原)を是非見て欲しい


 和田小屋 11時20分という遅い出発

 ミツバオウレン

 アカモノ

 ツマトリソウ

 ナエバキスミレ

 ウラジロヨウラク

 カラマツソウ

 ミネウスユキソウ

 ハクサンボウフウ

 夜明け前の池塘〔苗田) 4時37分

 同上 本当に苗が植わっているようだ!!

 高層湿原が広範囲に存在する

 姫シャクナゲ 本当に小さい

 3種類の花の揃い咲き イワカガミ、姫シャクナゲ、ショウジョウバカマ

火打山も素敵だが、やっぱり苗場山は素晴らしいと今更ながら思った。
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琵琶湖を見ながらの稜線歩き・金糞岳 21.6.5

2021-06-05 19:45:14 | 山登り
 名古屋の山ともに揖斐などの山を案内するシリーズの第5弾となる今日は、当初の計画では金草岳であったが、案内人の膝の調子が悪くて、比較的簡単に稜線気分の楽しめる金糞岳(本当に一字違いの山でどちらも1000m位の標高から登れる)(1317m)に変更した。旧坂内村の鳥越林道(この林道は良く整備されているし、道幅も広い)を峠の手前まで車を進める。途中、渓流釣りと思われる車が数台あった。沿道はタニウツギや藤が満開であった。駐車場に到着すると尾張小牧ナンバーの車が停まっていた。この車の主は、金糞岳の山頂でアマチュア無線でお仲間と盛んに交信中であった。少し、先走ってしまった。

 岐阜県側の登山口から登って行くと、峠からの道と合流する。

 登山口

 鳥越峠との分岐

登り始めて30分ばかりでちょっとしたブナ林がある。ここには株立のブナが何本かあることに気がつく。ブナの多くは幹が一本だけ直立に伸び、途中で枝別れしている(家でネット検索すると株立ちのブナを販売するサイトが結構あった)。単に気がつかなかっただけなのか珍しいのかよく分からない。

 ブナ林

 株立ブナ(帰りに撮影)

 登山道に沿ってもタニウツギが目立つ

そしてそこから少し登ると、見晴らしの良い場所に出てくる。御岳、乗鞍、白山が見える。随分雪がなくなった。また、伊吹山がどかんと腰を据えてその存在感を示している。

 御岳と乗鞍

 白山

 1時間と少しで山頂に到着。アマチュア無線の方が盛んに交信中、「こちらの位置は岐阜県揖斐川町」という言葉だけが何回も繰り返されている。アンテナと機材、結構な重量になると思うが、やはり好きなことになると少々の「えらさ」(この言葉は関東の人にはわからないようだが)も苦にならないらしい。

 山頂 立派な石碑 しかし、「金米異岳」に見えてしまう

 山頂 あえて付ける必要がないのでは?

すぐに白倉岳に向け出発、標高で言うと50m弱下ることになる。なぜ、そこに行くのかがすぐに理解できる。左手に琵琶湖が広がっている。本当に指呼の距離だと言える。

 琵琶湖

滋賀県側は結構切れ落ちているので、琵琶湖の眺めばかりに気を取られないようにしないといけない。足下に可憐なコケモモが咲いている。木イチゴの白い花もある。40分弱で白倉岳に到着した。そういえば最初の計画の金草岳にもそのすぐ手前に白倉岳と同じ名前の峰がある。

 コケモモ

 ミヤマノキイチゴ

 白倉岳山頂(1270.7m) 三角点がある

 白倉岳から金糞岳

 左から金糞岳、貝月山、奥伊吹スキー場、ブンゲン

 昼食後、白倉の下りには少々難儀した。膝の調子が悪いので、登るときは小股で進めば問題はないのだが、下りは体重が膝にかかる。金糞の最初の下りでも苦労した。こんな時間(11時過ぎ)から結構登ってくる。天気予報どおり曇りがちとなってきた。登ってきた女性の登山者に「白山見えますか」と聞かれたが、私たちはきれいに見ることができたが、保証はできなかった。登山口には12時10分ほど前に戻ってきた。早いお帰りだったが、この膝ではこのくらいが限度であろう。

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百名山の花(北海道編③) 21.6.2

2021-06-02 19:40:07 | 過去の山登り記録
 庭の花の紹介に忙しくて、百名山の花が東北編2回、北海道編2回で中断していた。そこでこの梅雨の時期を利用して、残りの全部を紹介することとしたい。実は何回になるのかまだ整理できていないので、わからないのである。それとお断りであるが、同じ花が何回も登場するけれどもお許しいただきたい。また、ピントが合っていないのもかなり見受けられるのもご容赦をお願いする。

 道東三山の羅臼岳(1661m)、斜里岳(1547m)、雌阿寒岳(1499m)はとにかく花の山で参加者誰もが写真を撮るのに本当に忙しい。ツアーという大勢で皆さんパチパチ撮っているから時間もかかる。

◯羅臼岳 学生時代10月に岩尾別ユースホステルに泊まり、そこから登ったが、山頂付近で自衛隊の一群と遭遇した。眼下には国後島が横たわっていた。その43年後の2014年7月17日に大人数のツアーで登った。



 ウメガサソウ 6:22

 ナデシコ 6:52

 キソチドリ 7:59

 ヤマブキショウマ 8:43

 ウコンウツギ 9:33

 大沢の雪渓 雪渓沿いはお花畑が広がる 9:40 大変な人数、このためかツアー料金が一番安かった!!

 エゾコザクラ 9:55

 エゾヒメクワガタ 9:59

 チングルマ 10:02

 エゾツガザクラ 10:11

 エゾツツジ 10:14

 チシマキンバイ 10:15

 羅臼平を行く 正面の岩山が山頂 10:46

 イワブクロ 10:54

 クママグサ 11:01

 メアカンフスマ 11:11 雌阿寒岳で最初に発見されたのでこの名か?

 エゾツガザクラ 11:20

 ウコンウツギ

 メアカンフスマ〔右)とメアカンキンバイ〔左)

◯斜里岳 7月18日 この山は下二股から沢沿いの道(別に新道コースがある)をたどるので、増水時には難儀すると聞いた。



 沢に沿った道 写真を撮る余裕はない 8:53

 馬の背に達するとお花畑が広がる ニッコウキスゲと山頂を望む 10:55

 少し変わったゴゼンタチバナ 11:35

 チシマノキンンバイ 11:03

 エンレイソウ 12:48

 リンネソウ 13:12

◯雌阿寒岳 7月19日雌阿寒温泉からガスの濃く立ちこめる中山頂に達し、帰りはオンネトーに下った。この日、山とものEさん(彼らは
硫黄岳から羅臼岳まで縦走し、斜里岳の後ここに登りに来ていた。)に6合目付近で遭遇した。

 ヒメイワタデ 8:06

 メアカンキンバイ ここが本籍地?

 メアカンフスマ これもここが本籍地?

 イワブクロ群生 9:13 

 なお、羅臼岳は知床世界遺産の核心地域であるため、自然を守るためのルールが厳格で大小便は持ち帰りしなければならない(麓で処理する)。斜里岳は遺産から外れているが、同じようなルールが適用されている。
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