2023年11月20日(月)
郡上八幡城
旅行2日目。 予定では一番時間が取れるこの日に茅葺屋根の合掌造りで有名な五箇山と白川郷を訪ねるつもりだった。 が、この日は昼過ぎ遅くまで雨の予報。 どうするかと姉と相談し、まずは宿で朝風呂、美味しい朝食をゆっくり頂き、高山市街地から30分程の「飛騨大鍾乳洞」にでも行ってみようか、という事にしていた。 ところがどうやら雨は高山から北の日本海側のみで、他の地域はとても天気が良いらしい。 それならば高速道路で1時間ほど南下して郡上八幡へ行ってみよう、という事になった。 が、その前に。
前日訪れた櫻山八幡宮に併設されている「高山祭屋台会館」を見学。
実際のお祭りも見てみたいが、今回はこちらで少し予習をしておく。
前日「古い町並み」の中で見た屋台蔵はこの屋台を保管する蔵だった。
この時期は屋台会館で見ることができる。
櫻山八幡宮の例祭では全部で11基の屋台が街に曳き出されるが、
屋台会館では年3回、順番に展示入れ替えを行っているそう。
会館入場時に全員音声ガイドを渡され、細かい説明を聞くことができる。
「高山祭屋台会館」見学を終え、東海北陸自動車道を一路郡上八幡ICへ。
「郡上八幡城」を訪ねる。
無料の城山公園駐車場が空いていたので駐車。 この場所はかつてのお城本丸跡地だそう。 中央の銅像は山之内一豊と妻の千代。 NHK大河ドラマ「功名が辻」でも描かれた「馬揃え」のシーン。
お城のすぐ脇にも駐車場はあるが、本丸から天守まで歩いてみる。
車道をショートカットする歩道が設けられている。
天守閣を見上げる辺りの紅葉は既に終了していたが(トップの写真)、
周囲にはまだ美しい木々も見られた。
正面に見える山は「東殿山城(とうどやまじょう)」「赤谷山城」がある東殿山(とうどやま)。
郡上八幡城天守閣
もちろん再建のお城ではあるが、日本最古の木造再建城なのだそう。
城内にはお城の歴史がわかる資料、戦国時代に使われていた武器などが展示されている。
急な階段を上がって行った先からは
城下町を一望できる。
戦国時代、向こうの「赤谷山城」とこちらの「八幡城」で睨み合い戦っていたことを想像すると、
なんだか恐ろしい気持ちにもなる。
山深い場所なのに、大きな街だ。
15:00近くになりお腹を空かせて「郡上八幡旧庁舎記念館」へ。
なにせ急なプランだったので時間もなく、お昼ご飯をまともに食べていなかった。
ここで岐阜県民のソウルフード(らしい)「鶏ちゃん」を頂く。
もともとは郡上市、下呂市などが発祥らしい。
鶏肉と野菜を味噌ベースのたれで炒めたお料理。
大変美味しくいただき、お土産に「鶏ちゃん」のタレが入った。
「郡上八幡旧庁舎記念館」の隣には吉田川が流れ、この橋、「新橋」が架かっている。
川の水面から橋までの高さ約12m。
ここでは夏の風物詩として「川ガキ」たちが橋から川へダイブする姿が見られるのだそう。
橋の手すりから川をのぞき込むだけでも足がすくむ高さだ。
橋からのダイブだけでなく、周囲の岩場から飛び込んだり川遊びをしたり。
水遊びができるような美しい川があるのはうらやましい。
そんな清らかな川の水は生活にも活かされている。
飲食用にはもちろん、食器洗い、洗濯、オトリ鮎飼育などにも使われる。
食器洗いで出た米粒などはコイが食べる。
が、現在はコイの餌が売られており、かなり栄養過多の様子。
郡上八幡水風景はここ以外にもあるそう。
郡上おどりや川の飛び込みなど、また再訪できるといいなぁ。
この日の夜も高山に宿泊。
宿はビジネスホテル素泊まりなので、「古い町並み」へ夕食を食べに出た。
あまり調べもせずに出ると、日中あんなに賑わっていた店舗は 18:00過ぎでほぼ閉まっていた。
幸い良いお店を見つけ、飛騨牛の朴葉味噌焼きの定食を頂いた。
こちらも大変美味しかった。
帰り道では「古い町並み」の夜景撮影。
ほんっとにほとんど人が居らず、灯りもすくなくてビックリだった。
静かすぎて物騒なくらい。
雨予報の一日だったが、場所を郡上八幡に移し青空も見える中良い観光ができた。 夜には高山の夜景撮影もでき盛りだくさんの一日となった。 とうとう翌日は最終日。 天気は「快晴」予報。 いよいよ楽しみにしていた五箇山、白川郷を訪ねる。
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