安倍首相は6日、伊勢神宮参拝後、年頭記者会見を開きました。アメリカ軍によるイランの司令官殺害で一気に中東情勢が緊迫していることについて、次のように語ったとネット報道は伝えました。
「事態のさらなるエスカレーションはさけるべきであり、全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求める」と述べながら、自衛隊の中東派兵を実行することを明言しました。
自衛隊の中東派兵が、米軍の戦争を容認し、米軍の指揮下で軍事行動に参加することになることは、日本国民も世界の国々を見抜いています。12月の閣議決定時と今は中東情勢が決定的に違いつつあります。
米軍はすでに750名に加えて、3500名の増派を決め戦争体制を本格化させ、トランプ大統領は、イランが報復に出れば、イラン国内の52か所を攻撃するとツイッターに投稿しています。
「しんぶん赤旗」6日付は、【ワシントン=池田晋記者】アメリカ市民の「戦争反対」の行動を次のように伝えました。
「4日、全米各地でイランとの戦争に反対するデモが巻き起こりました。主催団体の発表によると、デモが行われたのは70カ所以上。主催団体の一つ『ANSWER連合』は声明で、『米国民が』決起し阻止しない限り、この戦争は中東全域を巻き込み、広がりを予測できない世界的衝突に一変する』と呼びかけています」
「デモが行われたのは、首都ワシントン、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスなど。このデモには、女性反戦団体コード・ピンクや退役軍人平和会『ワールド・ビヨンド・ウォー』などが賛同しています」
「首都ワシントンのホワイトハウス前では、『イランとの戦争反対!米軍はイラクから撤退を!』などと書かれた横断幕を掲げた市民ら1000人超が終結。シカゴの中心部でも、『イラクへの空爆やめろ』といったカードを掲げた市民数百人が、トランプ・タワーの前で抗議行動を展開しました」
中東に派兵される自衛艦「たかなみ」は、横須賀から出航します。急速に「中東でのいかなる戦争もに反対」「自衛隊の中東派兵をやめよ」の運動を大いに強めていきたいと決意しています。