日本共産党の志位和夫委員長の「東日本大震災から9年を迎えるにあたって」の3月11日の「見解」冒頭部分を紹介します。(「しんぶん赤旗」11日付)
「東日本大震災から9年を迎えるにあたり、あらためて犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆さんにお見舞い申し上げます。日本共産党は、被災者の生活と生業(なりわい)を再建し、復興を成し遂げるまで、国民のみなさんとともに全力をあげる決意です」
【前日からのつづき】
「③党綱領一部改定は、党建設で前進する新たな力になる」
「第28回党大会で行った党綱領の一部改定は、党建設においても新たな力になるものである。他国に覇権主義をふるい、人間抑圧の社会へと変質して崩壊した旧ソ連だけでなく、近年、中国にあらわれた新しい大国主義・覇権主義、深刻化している人権問題によっても、日本共産党に対する誤解・偏見が少なからず生まれている」
「しかし、わが党は、今回の綱領一部改定で、『社会主義をめざす新たな探求の開始』が『21世紀の世界史の重要な流れの一つとなろとしている』という規定を、今日の実態をふまえてあらためた。さらに、『発達した資本主義国での社会主義的変革』こそ、『社会主義・共産主義への大道』であり、この道には、特別の困難性とともに豊かな可能性があることを明らかにした」
「綱領の一部改定を力に、旧ソ連や中国なとと結びつられたわが党への誤解・偏見を解き、躍動する21世紀の世界とわが党の役割、日本における未来社会の壮大な展望を語り広げるならば、これまでの枠を超えた人々に新鮮な共感を広がることは間違いない」
「強く大きな党づくりは、いま歴史的岐路を迎えている。一方で、野党連合政権の実現、日本共産党の躍進という歴史的任務も、現在日本社会で果たしている党の役割も果たせなくなる危機に直面している。他方では、党をとりまく客観的条件の変化、党と国民との関係の前向きの変化のもとで、党づくりを後退から前進へと転ずる大きな可能性と条件が存在している」
そして、次ぎのように呼びかけました。
「今日の新しい可能性をくみつくして、党の潜在力をあまさず発揮し、党づくりで新たな躍進の時代をきりひらこうではありませんか」
こうした、呼びかけを実践して、党づくりの躍進の時代に向かって進んでいくための最大の力が、「改定綱領」であることを大会後の活動でも強く感じています。党員が、「改定綱領」を見につけることなしに、党の新たな任務を成功させることはできません。
中央委員会は、3月14日(土)午前10時30分から午後5時まで、「改定綱領学習講座」を志位和夫委員長を講師に開催します。党ホームページ(ユーチューブ)からも視聴できます。また、オンデマンド録画の送信は、15日(日)午前10時ごろから視聴できます。多くの方々の視聴をお願いしたいと思います。