赤木さんの妻は同日(18日)佐川氏と国に対して総額1億1千万円余の賠償を求めて大阪地裁に提訴しました。大阪市内で開かれた弁護団の記者会見で、赤木俊夫さんの妻のメッセージが読み上げられました。その内容は以下の通りです。(「しんぶん赤旗」19日付より)
「夫がなくなってから2年がたちました。あの時どうやったら助けることができたのか。いくら考えても私には助ける方法が、まだ見つかりません」
「心のつかえがとれないままで夫が死を決意した本当のところを知りたいと思っています」
「夫が死を選ぶ原因となった改ざんは、だれがだれのためにやったのか。改ざんする原因となった土地の売り払いは、どうやって行われたか。真実を知りたいのです」
「いまでも近畿財務局のなかには、話す機会を奪われ苦しんでいる人がいます。本当のことを話せる環境を財務省と近畿財務局にはつくっていただき、この裁判ですべて明らかにしてほしいです」
「そのためには、まず、佐川さん(=当時の財務省理財局長)が話さなければならないと思います」
「いまでも夫のように苦しんでいる人を助けるためにも、佐川さん、どうか、改ざんの経緯、本当のことを話してください。よろしくお願いします」