宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
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「半世紀余の闘争の歴史的経験を踏まえた『新しい踏み込み』」-志位委員長の「改定綱領講座」より(1)

2020年03月23日 | 日本共産党の歴史と役割

 今月14日(土)に志位委員長が行った「学習講座ー改定綱領が開いた新たな視野」の講義内容が、3月22日(日)付の「しんぶん赤旗」に1回目が掲載されました。(毎週日曜日掲載予定ー4回連続)文章化された志位さんの講義を読み、私自身の活動が整理されました。以下、私が主に学んだ部分を紹介させていただきます。

【今回の綱領改定の意義ーー半世紀余の闘争の歴史的経験を踏まえた『新しい踏み込み』】

「わが党は、1960年代以降、ソ連と中国という『社会主義』を名乗る国の大国主義・覇権主義、人権侵害への批判に取り組んできました。ただそれは、どれも相手が『社会主義国』だということはみとめたうえでーー当然の前提として、その『社会主義国』の中に生まれた、社会主義の理念に反した誤りへの批判として行ったものでした。批判のなかで、わが党は、『社会主義国』であるかぎり、誤りはいずれ克服されるという大局的な期待も表明してきました」

 ~ 中略 ~

【対外的に覇権主義の行動をとるものは、国内で社会主義をめざすと判断する根拠なし】

今回の綱領改定は、これまでの批判とは違います。中国にあらわれた大国主義・覇権主義、人権侵害を深く分析し、『社会主義をめざす新しい探求が開始』された国とみなす根拠はもはやないという判断を行ったのであります。そうした判断をした以上、『社会主義をめざすかぎり長い目でみれば誤りは克服される』という期待の表明も当然しておりません」

「中国という『社会主義国』を名乗る国が現存するもとで、そういう判断をしたのは、『社会主義』を名乗る国の大国主義・覇権主義との闘争を始めて以来、今回が初めてのことであります。『新しい踏み込み』があると言ったのは、そういう意味であります」

「なぜそうした『踏み込み』が可能になったのか。大会の綱領報告では、『そうした新しい踏み込みを可能にした根本』には、『自主独立の党としてのたたかいの歴史的経験と蓄積』があるとのべました」

「ここでのべた『歴史的経験』とは何か。端的に言いますと、『対外関係において社会主義の道に背く大国主義・覇権主義の行動を多年にわたって行っているものは、その国の国内においても社会主義をめざしていると判断する根拠はなくなる』ということです」

「わが党は、ソ連覇権主義との闘争において、こうした『歴史的経験』を見をもって体験してきました。対外的な覇権主義は、国内的な社会主義と無縁の専制主義と一体のものだった。このことを私たちは体験しました。そうした自主独立の党としての闘争の歴史的蓄積が今回の判断を可能にしたということを、理性と勇気をもってこのたたかいに取り組んだ先輩たちへの敬意をこめて、強調したいと思うのであります」

(つづく)