表紙には、「英文快読」の表記の上に「全訳・ルビ付き」、下部には「BILINGUAL BOOKS FOR BEGINNERS」と記されている。本書の英文タイトルは「Ever Wonder Why」である。 ここに本書の特徴が要約されているといえる。少し補足して読後印象を紹介する。
1.本文は高校生の教科書レベルの平易な英文で記されている。
2.一つの「なぜ?」の問いかけに対して、その説明をするというスタイルである。
1ページをフルに使った英文説明で13行。
短い説明の場合はは1ページで終わり、それも短いもので5~6行。
最も長い説明文の場合で3ページ。21~25行くらいである。
3. 英文の単語あるいはフレーズに薄い青色の下線が引かれ、同色でルビが付く。
単語の意味、フレーズの意味が小さな文字で翻訳されている。
つまり、英文本文を読みながら、詰まればルビの手助けでほぼ「快読」が可能。
辞書を引くことなしに、スムーズに読み進めることができる。
4.その項目の最後に英文説明の内容が全訳されている。読後に内容確認もできる。
5.我々が普段気にせず当たり前に思い、「なぜ?」と問われると窮することがある。 そのようなちょっとトレビアな「なぜ?」が分類されて詰まっている。
文化と習慣(22)、スポーツ(11)、人のからだ(18)
自然と動物(20)、食べ物(14)
つまり、意外と知らない「なぜ?」が合計85項目詰まっている。
6. それぞれの「なぜ?」は独立しているので、どの項目からでも読み進められる。
肩が凝らずに、手軽に読み進めることができ、たぶん挫折することなく比較的短い時間で通読、快読できる本だと思う。
意外と知らない「なぜ?」の質問事例をいくつか抽出してみる。あなたはその説明ができますか? 説明できるなら、本書を開くビギナーではないでしょう。だけど、英語で説明できるかと言われた場合に、本書が参考になるかもしれない。
この本、上記の通り、全訳されているので、トレビアな豆知識だけ知りたい人は、日本語での質問とその全訳された説明文を読むだけでも、おもしろいと思う。
「なぜ?」をサンプリングしてみよう。まずは、日本語文で列挙する。
*わたしたちは初めての人と会うとき、どうして握手するの?
*なぜ信号の色は赤・黄・青(緑)なのでしょうか?
*ハイヒールはどうしてできたの?
*トランプのカードはどうしてダイヤ、ハート、クラブ、そしてスペードになっているの?
*ハロウィーンの起源は?
*ゴルフコースはどうして18番ホールまであるの?
*競技にはなぜ1等、2等、3等があるの?
*テニスボールはどうして黄色なの?
*人の体にはいくつの骨があるの?
*どうして人は夢を見るの?
*どうして右利きや左利きの違いが起きるの?
*どうして空は青いの?
*なぜ雲は白いの?
*なぜガンの群れはV字形になって飛ぶの?
*マクドナルドのマークはどこから来たの?
*なぜドーナツに穴があいているの?
*ロブスターやカニは火を通すとどうして赤くなるの?
こんな具合の「なぜ?」である。
意外と普段意識していないし、ちょっと気になってもすぐにパスしてしまうような「なぜ?」である。子どもたちに問われると、まず戸惑ってしまう意外と知らないことばかり。勿論、著者は定説だけでなく、いくつかの説がある場合はそれらを列挙して簡潔な説明を加えている。ナルホド!そうだったのか!である。
楽しみながら読めることは間違いない。
上記で平易な英文と記した。以下一つの「なぜ?」から、英文の部分引用で事例を紹介する。英文説明の感じを判断していただけるだろう。
Why does Santa Cluas wear red and white?
Everybody knows that Santa Claus wears red and white, but not everybody knows taht ~略~。
Before the 20th century, pictures of Santa Claus (also known as Saint Nicholas) showed him wearing all different colors. But red and white didn't become the official colors of his suit until 1931, when an artist named Haddon Sundblom was hired by Coca-Cola Company to come up with a winter advertisement.
For the ad, Sundblom decided to draw Santa Claus wearing red and white, which were Coca-Cola's official colors. 以下最後の二文略
そして、この英文説明に、この引用箇所で言えば以下のルビが下線と薄い青色文字で付記されている。
誰でも、サンタクロース、赤と白の衣裳を着る
20世紀、~として知られる、聖ニコラス、~見せた、着ている、様々な色
画家、ハッドン・サンドブラム、~に雇われた、考えだす、広告
広告、サンドブラム、~を描くことに決めた、コカコーラ社の企業カラーだった
これらのルビがどの単語、フレーズの箇所かは、あなたならお解りになるだろう。つまり、大凡の単語・フレーズはルビ付きとも言える。
それゆえ、「快読」できるという気分を味わいながら、読み進めることができると言える。英文を読むという抵抗感を少なくするには有益な本である。いろんなテーマで、この「英文快読」シリーズが出版されている。
私にはこれが通読した第1冊目。他のテーマにもチャレンジしてみよう。
ご一読ありがとうございます。
1.本文は高校生の教科書レベルの平易な英文で記されている。
2.一つの「なぜ?」の問いかけに対して、その説明をするというスタイルである。
1ページをフルに使った英文説明で13行。
短い説明の場合はは1ページで終わり、それも短いもので5~6行。
最も長い説明文の場合で3ページ。21~25行くらいである。
3. 英文の単語あるいはフレーズに薄い青色の下線が引かれ、同色でルビが付く。
単語の意味、フレーズの意味が小さな文字で翻訳されている。
つまり、英文本文を読みながら、詰まればルビの手助けでほぼ「快読」が可能。
辞書を引くことなしに、スムーズに読み進めることができる。
4.その項目の最後に英文説明の内容が全訳されている。読後に内容確認もできる。
5.我々が普段気にせず当たり前に思い、「なぜ?」と問われると窮することがある。 そのようなちょっとトレビアな「なぜ?」が分類されて詰まっている。
文化と習慣(22)、スポーツ(11)、人のからだ(18)
自然と動物(20)、食べ物(14)
つまり、意外と知らない「なぜ?」が合計85項目詰まっている。
6. それぞれの「なぜ?」は独立しているので、どの項目からでも読み進められる。
肩が凝らずに、手軽に読み進めることができ、たぶん挫折することなく比較的短い時間で通読、快読できる本だと思う。
意外と知らない「なぜ?」の質問事例をいくつか抽出してみる。あなたはその説明ができますか? 説明できるなら、本書を開くビギナーではないでしょう。だけど、英語で説明できるかと言われた場合に、本書が参考になるかもしれない。
この本、上記の通り、全訳されているので、トレビアな豆知識だけ知りたい人は、日本語での質問とその全訳された説明文を読むだけでも、おもしろいと思う。
「なぜ?」をサンプリングしてみよう。まずは、日本語文で列挙する。
*わたしたちは初めての人と会うとき、どうして握手するの?
*なぜ信号の色は赤・黄・青(緑)なのでしょうか?
*ハイヒールはどうしてできたの?
*トランプのカードはどうしてダイヤ、ハート、クラブ、そしてスペードになっているの?
*ハロウィーンの起源は?
*ゴルフコースはどうして18番ホールまであるの?
*競技にはなぜ1等、2等、3等があるの?
*テニスボールはどうして黄色なの?
*人の体にはいくつの骨があるの?
*どうして人は夢を見るの?
*どうして右利きや左利きの違いが起きるの?
*どうして空は青いの?
*なぜ雲は白いの?
*なぜガンの群れはV字形になって飛ぶの?
*マクドナルドのマークはどこから来たの?
*なぜドーナツに穴があいているの?
*ロブスターやカニは火を通すとどうして赤くなるの?
こんな具合の「なぜ?」である。
意外と普段意識していないし、ちょっと気になってもすぐにパスしてしまうような「なぜ?」である。子どもたちに問われると、まず戸惑ってしまう意外と知らないことばかり。勿論、著者は定説だけでなく、いくつかの説がある場合はそれらを列挙して簡潔な説明を加えている。ナルホド!そうだったのか!である。
楽しみながら読めることは間違いない。
上記で平易な英文と記した。以下一つの「なぜ?」から、英文の部分引用で事例を紹介する。英文説明の感じを判断していただけるだろう。
Why does Santa Cluas wear red and white?
Everybody knows that Santa Claus wears red and white, but not everybody knows taht ~略~。
Before the 20th century, pictures of Santa Claus (also known as Saint Nicholas) showed him wearing all different colors. But red and white didn't become the official colors of his suit until 1931, when an artist named Haddon Sundblom was hired by Coca-Cola Company to come up with a winter advertisement.
For the ad, Sundblom decided to draw Santa Claus wearing red and white, which were Coca-Cola's official colors. 以下最後の二文略
そして、この英文説明に、この引用箇所で言えば以下のルビが下線と薄い青色文字で付記されている。
誰でも、サンタクロース、赤と白の衣裳を着る
20世紀、~として知られる、聖ニコラス、~見せた、着ている、様々な色
画家、ハッドン・サンドブラム、~に雇われた、考えだす、広告
広告、サンドブラム、~を描くことに決めた、コカコーラ社の企業カラーだった
これらのルビがどの単語、フレーズの箇所かは、あなたならお解りになるだろう。つまり、大凡の単語・フレーズはルビ付きとも言える。
それゆえ、「快読」できるという気分を味わいながら、読み進めることができると言える。英文を読むという抵抗感を少なくするには有益な本である。いろんなテーマで、この「英文快読」シリーズが出版されている。
私にはこれが通読した第1冊目。他のテーマにもチャレンジしてみよう。
ご一読ありがとうございます。