SaltyDog

               by kaji

ヨーロッパ旅行記(5)

2005-06-03 | ヨーロッパ旅行記
 仕事は、ジャム工場の下請け農家で、イチゴだとか、ブラックカーラントだとかを摘み、バケツ一杯になると1ポンドと交換ってな感じの仕事なのだが、最初のうちはまだフルーツが熟してないので、もっぱら草取りだった。フルーツを摘むようになると能率給なのに比べ、草取りのあいだは時間給だ。ジョンというお爺さんが草取りの方法を教えてくれた。タバコの好きなお爺さんで、紙巻タバコを上手に巻いて吸っていた。僕も真似をしてやってみたことがあるが、うまく巻けない。刻みタバコが上手に詰まってないとすぐに消えてしまう。

 ガーナからジェイコップが、フランスからデニー、オランダから名前忘れてしまったが、(僕とヒロシは「オラ公」と呼んでいた)女の子がやってきた。
その後も続々とキャンパーは増えつづけた。 イタリアのアグライヤ、オリエッタ、フランスのエティエンヌ、オリビエ、ディディェ、トルコのヤシン、オマル、アンジェ、アイドゥン、あとはあだ名だが、ハロー、イタボー、マグナス、キャロル、クレージー、ボウヤ、メガネ、カナリヤなどなど。 20年経過した今でも、よく名前を覚えているもんだと我ながら感心している。

 キャンプが始まって3週目くらいから、週末はロンドンまで遊びに出るようになった。ティプトリー(キャンプの場所)にはパブの他は何もなく、いちばん近くの町のコルチェスターでも、たいしておもしろい物はない。ロンドンまでヒッチハイクで往復する。 行きはいい、ロンドンまで行く車はいくらでもあるので、乗せてもらうのはそんなに大変ではない。問題は帰りだ。ティプトリーなんて小さな町まで行く車はほとんどないので、帰りはだいたい3台から4台ほど乗り継ぐことになる。毎週末同じ方法でヒッチハイクしていたので、常連になる。つまり、同じ車に何度か乗せてもらった。「おや、こないだの人だね、俺のこと覚えているかい?」ってな感じかな。ベンツにも乗ったし、クーパーミニとか、超大型のトレーラーなんかにも乗せてもらった。 しかし、ロンドンの町は僕にとってそんなに楽しい場所ではなかった気がする。確かに町並みは違うけど、それも慣れてしまうと結構日本と変わらなくて、あんなにあこがれていたロンドンが色あせていくのを感じた。
 何度目かのロンドン行きの時、バービカンホールにクラッシックコンサートを聞きに出かけた。チケットは事前予約が必要で、電話でとてもそんな予約する自信がなかったので、英国人の友人に予約してもらった。僕の大好きなベートーベンの「英雄」。感動した。

ファッションなのか?

2005-06-03 | 普通の話題
今朝見かけた女性。 Tシャツの上に襟の付いたシャツを羽織っていたんだけど、そのシャツ、反対に着ているんだよね。 裏返しじゃなくて、上下反対。 要するに襟の部分が腰のあたりにきている。 慌てて間違えちゃったのかなと思って教えてあげようかと思ったけど、まあ、ファッションなんだろうなと考え直し、そのままにしちゃったけど、ファッションも何でもありなのか?。だいたい、着にくいと思うんだけど。 どうなの?