廊下

長い長い廊下だった
足を踏み入れたとたん
壁という壁が　天井という天井が
ぐるぐると　ぐるぐると
まわりはじめた
僕は　とても立っていられず
その場に　しゃがみこんだんだ

長い長い廊下だった
出口は見えているのに
走って行けば　すぐそこなのに
色あせてゆく　遠ざかってゆく
僕は　声をかけたんだ
だけど　誰も答えない　何も答えない

長い長い廊下だった

決してあきらめない

人生は何度でもやり直しがきく
でも　一度しかない

決してあきらめない

本当にそう思うなら　食い下がれ

魅力的なゴミ

ああ

なんと自然は雄大なのか
壮大な宇宙　美しい地球を思えば
人間とはなんてちっぽけな存在であるか

宇宙の規模からすれば人間なんて　ゴミだ

しかし人間は魅力的でもある
人間とは　魅力的なゴミ　なのかもしれない