氷上の浅田真央
積年の夢が叶い、浅田真央出場「世界フィギアスケート国別対抗戦」のチケットを購入が出来、東京の代々木体育館に出かけた。14時15分開場・15時15分開始。慣れない土地なので時間に余裕をもって会場に着いた。体育館前には当日券を受け取る人々の列もあり、ごったがえし状態だった。
本日の種目は「ペアフリー」と「女子フリー」。私は浅田選手の2日前のショート巻き返しに期待を願いながらの観戦だった。その時は来た。第2グループ練習がコールされ、6人のスター達が氷上に流れていった。私は只々浅田選手だけを追った。私の席はスタンド席なので顔を見ることは出来なかったが、しなやかな姿に声援を送った。残り時間わずかとなった時トリプルアクセルを飛んだ。会場は割れんばかりの拍手が舞った。両足着氷だったが本番よりは良かった。
「浅田真央さん」と場内コールされると、観客の「待ってました」の拍手の渦の中、大きく手を広げしなやかに白鳥はリンク中央にたった。白鳥がジャンプすれば拍手、失敗しても頑張れと拍手、スッテップの音楽になれば手拍子と、会場は白鳥の一つ一つの動作に慈愛と祈りとエールを送り続け、白鳥と一緒に舞い終えた。氷上に投げ込まれる花の多さにも驚いたが、あらためて「浅田真央」という選手の層の厚さを知った。
今回の演技にはきれと強さが感じられず点数ものびず、浅田1位を期待していた私は残念だったが、会場でみんなと一体になって演技者と共に過ごした空間は感動でした。