ネットで読者レビューをみたら評判がよさそうなので
立ち読みしてみるかーと思い、行く先々の書店で探したんですが
どこも置いてなかったんですよ。
売れてるんじゃなかったのか?
単にここが田舎だから?
たまたまアマゾンのギフト券を持ってたんで
購入しようとしましたが
この本、1470円ってスゲー半端な価格ですね。
アマゾンは1500円以上なら送料無料なので
たかだか30円足りないだけで送料払うのもアホらしいと思い
他の本も一緒に購入しました。
抱き合わせたのは
島崎藤村の「破戒」のマンガ版です。
あらすじだけは知ってたんだけど
これは感動するわ。
なんかビクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」を思い出してしまいました。
高校の倫社の宿題で
何冊かの本の中から一冊選択して感想文を書かされたことがあり
「破戒」もその中に入ってたんだけど
ええかっこしいの私は
ゲーテの「ドイツ古典哲学の本質」というわけわからん本をチョイスしてしまったんです。
「破戒」にしとけばよかった。ちぇっ。
あ
「破戒」じゃなくて
「京大芸人」の話するんでしたね。
読んでみてまず思ったのは
宇治原ってほんとに頭いいんだな~ってことでした。
相方で同じ高校だった菅が
宇治原の受験勉強法を解説しているのですが
なんで高校生がここまで各教科の勉強方法を理解できてるんや~?と
感嘆せずにはいられません。
例えば
英・数・歴史は、問題は解かずにひたすら暗記。
例文や例題を丸暗記するのですね。
なんでかと言うと
これらの教科は
同じような問題しか出ないからなんですって。
丸暗記して、テストの時は
覚えた例文や公式の単語・数字を置き換えるだけで解ける(!)らしいです。
歴史も、ひとつの時代を覚えて問題を解いて、次の時代に行く…
というのは凡人のやり方。
宇治原は、まず古代から現代までぶっ通しで読んで、
また古代から現代までぶっ通しで読む、を繰り返します。
そうすると、時代の流れがどういうふうに変化していくのかがわかり
暗記しやすいそうです。
国語は、問題のパターンが多様すぎて予測不能だから
何もしない(!!)。
そのかわり、新聞を読むこと。
時事もわかるし、コラムを読むと小論文の勉強になるから。
( ゚д゚)ポカーン
何度も言いますが
高校生ですよ、これ言ったの。
なんかの番組で
宇治原は高校3年の時
京大模試で全国2位になったというのを聞いたことがあって
めっちゃ賢いやん、と思ったもんですが
いやはや、さすが神童と呼ばれただけのことはありますね。
この本の読者レビューに
「学生時代に読んでおけばよかった」という声が多いんですが
この勉強法、凡人にはあんま参考にならないんじゃないかと…。
相方の菅(大阪府立大中退)でさえ、実践できなかったんだし。
英・数・歴史を丸暗記するなんて、どんだけ海馬にキャパあるねん、つー話よ。
コラム読んだら小論文の勉強て…。
あると思います!なわけない。
↑
最近エロ詩吟をよくテレビでみますね
ロザンがデビューした時は
「京大生・府大生の超高学歴漫才コンビ」
と話題になったのを覚えてます。
高学歴漫才の先駆けといえば
大阪外国語大学出身の女性コンビ「非常階段」も思い出されます。
コンビのひとりミヤコは若くしてお亡くなりになりましたが
シルクはピンで頑張ってて
オリックスの監督だったコリンズと交際中との話も出てます。
英語で会話してんだろうなあ。英語科出身だもんね。
とりあえず読みやすい本です。
芸人の本らしくあちこち笑える箇所もあり
でも1470円てちょっと高くないか?
素直な感想。
時代を感じさせた描写が
大学の合格発表の話。
今はパソコンやケータイで合否がわかりますが
彼らの時代は
電話のプッシュボタンで受験番号を入力して
合否を知るというものでした。
「アナタハオチマシタ」
という不合格のアナウンスに呆然となった菅が
受話器を持ったままになっていると
「アナタハオチマシタ アナタハオチマシタ」
とエンドレスで流れてくるくだりは笑いました。
私の時代は超アナログでしたから
大学まで行って合格発表を見ないと
合否がわかりませんでした。
考えたら
私は合格発表って見に行ったことないんですよ。
京都の大学ばかり受けたんで
わざわざ時間かけて行くのがめんどくさく(大阪に住んでたんですけど)
「合格してたら合格通知がくるし、いちいち見にいかんでもええわ」
とのんきにしてました。
実際、合格通知は、どこの大学からも合格発表当日に届いたんですよ。
…同志社よ、なぜ合格通知を送ってこなかった?
うちの息子には送ってきたくせに。
おかげで今では息子にバカにされる日々じゃないか。
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