うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

アニキャラとアイデンティティー

2012年11月17日 18時31分52秒 | 雑記
昨夜は『エヴァ』と『リマスター』2本立てで『石田祭り』(笑)だったかもしたです。
やっぱり良いです!!リマスター!!最後の『Find the way』は何度聞いても涙が出ます(T0T)
カガリたんの「任せろ!」「逃げるな!生きる方が戦いだ!」の名台詞には、本当に心救われますよ あとラストのアスカガ涙で抱擁シーンも!! 言葉にできない位沢山のものを背負ってきて、死を覚悟しながらも生きることを選んで、そして生き抜けた喜び…言葉になんてできなくても、あの涙が1年間の思いをすべて代弁してくれたと思います。
新規はフリーダムがすごくかっこよく描き直されていて、それも良かった
運命の方もリマスターになるそうですが、どーにもアレなので、見る・・・かどうか・・・(自信なし)。多分リアルタイムで見たとしても、Blue-rayは買わんだろうとおもう(ーー;)

―――で、その前の時間は金曜ロードショーの『エヴァ:破』を見てました。
エヴァはテレビ放送時、リアルタイムで見はしましたが、その頃同じ時期に放送していた『GW』の方にハマっていて、世間様方が騒ぐ程には気合入れて見てはいなかったです。
ちょうど主人公たちと同じくらいの年齢だったためか、深い意味まで理解できなかったからかもしれないです。
社会現象になるまで、人気を博した理由は数々ありますが、結構多く語られているのが「主人公が自分のアイデンティティを獲得するまでの成長」がすごく共感できたから、ということですね。
かもしたも学生時、興味はなかったんですが必修で「心理学」の授業受けたことがありますが、それを勉強してからエヴァを見たら、確かにこの精神面の成長過程がわかりやすい作品だったと思うようになりました。
人それぞれの解釈は違うと思いますが、ざっと見て
①逃げてきた困難に向き合うことによって、アイデンティティを獲得した:シンジ
②今まで描いていた理想の姿が、本当の自分と違うことによって、自己獲得が困難(場合によっては自己崩壊):アスカ
③最初から何ももっていない:レイ
④最初から全て持っている:カヲル(というか、使徒の皆さんは多分そういう存在。ゼーレだね)

こんな感じ。
普通は中学生くらいでアイデンティティを獲得していきますけど、これが上手くいかないと思春期に色々トラブルことがあります。一番大変な場合は「統合失調症(破瓜型)」とか。
・・・でも最近は成人しても、アイデンティティ獲得していない人が増えていると思います。特にネット関係だと「自分の掲示板の書き込みに誰も返事をくれない」というような理由で暴力に走ったり。
まぁ、それはともかくとして、エヴァはこの成長をすごくリアルに描いている、と言いますが、ほかのアニメも結構成長をリアルに書き込んでいる作品多いと思います。
そう、『種』もですよ。
さっきの4パターンに当てはめてみると
①困難に向き合うことによって、アイデンティティを獲得した:キラ・カガリ
②今まで描いていた理想の姿が、本当の自分と違うことによって、自己獲得が困難:アスラン・フレイ
③最初から何も持っていない:クルーゼ
④最初から全て持っている:ラクス・クルーゼ

これも人によりけり解釈違うと思いますが、①の双子はわかりやすい。キラはほぼシンジ君と同じ。獲得した時期的には最終回の「力だけが僕のすべてじゃない!」のセリフにつきますね。『34話』のあたりでアラスカに行くことを決めた時、とも考えられなくもないですが、その後クルーゼに振舞わされたところを見ると、まだその時じゃなかった気がします。カガリたんも砂漠でレジスタンスしたり、アスランと対峙したり、ウズミ様を失ったりして揺れましたが、ちゃんと信念はしっかりと持っていました。特に宇宙に上がってから。48話の「できること、すべきこと・・・」の行は自分を持っていないと出てこないセリフだと思います。
②のフレイは保護者をひたすら求めていましたからね。可愛がられて当然!の立場から、一転自分で生き抜かなくならなければならなくなったけど、やっぱり最後まで守ってくれる人探してましたし・・・
アスランは意外に思うかもしれないけど、最初はとにかく「ZAFTのために」じゃないですが、自分のしていることは常に正しい、と思っていたのに、キラと再会し、カガリに出会い、迷いに迷った挙句、最後はラクス様に突き放されて、ようやく目が覚めた・・・けど結構悩んだな、その後も^^; ただアスランはラッキーだったのは、カガリたんが助けてくれましたからね。行き詰まるとカガリたんが壁を壊してくれましたので、その先にある自分をようやく獲得できました。「おめでとー!」(エヴァだ:笑)
④のラクス様は説明不要!クルーゼは③とも取れるし④とも言える。クローンの失敗作な自分を虚無だとして、その責任を命あるものすべてに背負わせようとしたあたりは③っぽいし、その「自分には何もない」ことを知っているがゆえに暴挙に走った、ともとれる。
もしクルーゼにも救いの手を差し伸べてくれる人がいたら、結末は変わっていた・・・かな?

ともかく、無駄にダラダラ書きましたが、言いたかったこと―――

「今なら、心理学の論文、書けたのになぁ(T0T)」
・・・20年弱遅かった

コメント (2)
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