福山雅治、初の「父親役」を見たくて、早速行って来ました。
左の3人が「野々宮家」
エリートサラリーマンで都内のタワーマンションに住み、高級国産車に乗ってる。
一人息子は、小学校をお受験
右の3人は「斉木家」
群馬で電気店を細々と営んでる。この男の子の下に二人子供がいる。
「立ち姿」を見るだけで、両家の生活の違いが良く判ります。
(どちらが良いという訳ではないです)
6年間「我が子」と思って育てた息子と血が繋がってなかった。
その事を知ってしまった時の両親の取るべき道を
主に、良多(福山雅治)の心の葛藤を通して描いています。
描かれている子供の年齢は、年長から小学校1年まで。
私の記憶の中では、子供が一番可愛かった時です。
そして、「家族」として、一番楽しかった時です。
そんな時、その子が自分の子でなかったと知ったら・・・
良多は、妻に言います。
「なんで気づかなかったんだ」と
母親にすればそんな事は、思いもしなかったでしょう
でも、良多は、優秀な自分に似てない息子に
「なんでなんだ?」という思いを少なからず持っていました。
慶多はピアノを習ってました。
でも、弾いてる曲は「チューリップ」それも片手。。。
発表会では「メリーさんのひつじ」を両手でしたが、つっかえつっかえ
これはあり得ないな、と思って見てましたが
父と息子の「資質」の差を強調したかったのでしょう。
母親目線からも勿論描かれてましたが
これは、大体判る事です。
「父親の目線」というのが、非常に興味深かったです。
福山雅治は好演でした。
「カッコ良過ぎる」という不評もあるようですが、良いではないですか。
息子に注がれる 「父の目」は温かかったです。
(これは、ちょっと違いますが・・・)
凄い役者揃いで、キャスティングは「非の打ちどころ」が無かったです。
その中で、特にあげるとしたら、「意外性」という部分で「真木よう子」
彼女が、こんな風に「母親役」を演じられるのか、と驚きました。
ぐいぐい引き込まれる魅力的なお母さんでした。
さ・ら・に、二人の子役です。
こんな凄い子役は、近年見てません。
2人が2人共そうだったので、感動は倍増されました
何が凄いって、「素」なんです。演じてないです。
この子達「台詞」あるの?と思いました。
もし、「台詞」があって、それを言ってるのだとしたら、二人共「天才」です。
彼らを引き出した監督に脱帽です。
良い作品を見れたな、と思いました。
本当に、深く考えさせられる作品です。
でも、決して「重く」は無く、声を出して思わず 笑っちゃうシーンが幾つもありました
私にとっては、子供が子供であった時期は
もう、とうの昔であったような気がします。
でも、 生徒さん達のご父兄にとっては、まさに「今」がそうです。
多分、私とは、又全然違った視点でご覧になられると思います。
福山雅治の「父親役」に拍手~
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