昨日は全体像を書きました。
今日はズッコケ話し等など・・・
【シーン1】
そもそも、この作品で私が演じる役は、というと、お母さん役です。
女子高生のお母さん役です。
脚本に書かれてる年齢より実年齢は「10歳」も上でしたが
その辺りは大丈夫と予め判ってた上でのオファーでした。
母子家庭の「母と子」です。
今時は、このような御家庭でも、お母さんは小奇麗にしてると思います。
でも、師匠からの指示は「思いっきり地味にして欲しい」という物でした。
「服は地味なのを2パターン持ってきて」
と言われました。
「地味な服?」
さ~困りました。私は地味な服って持ってないんです
それで、自分の中で、目一杯「それ」に近いと思う服を持って行きましたが
簡単に却下されてしまいました。
(服は急きょ調達してきました。ぶかぶかでした)
私が想像していた以上の母だったんです。
パートに通い、生活に疲れ果て、自分の身をかまう余裕が全く無い母
その日、私は仕事先から現場へ直行しました。
メイクをしたのは朝でしたので
夕方着いた時は、既に化粧崩れをしてました。
そのままで撮ったんですよ。
全く化粧直しをしないで
おまけに髪は無造作に一つに束ねられました。
ほつれ毛を何本か作られ、ありえな~い
私は、朝ゴミ出しに行くときだってこのような格好をした事はありません。
人様の前にお見せした事のない姿をさらしてしまいました
およよ~ん、です
まあ、お母さんをそんな「悲惨」な状態にするのは意味があっての事なのですが
ここまでとは・・・
そうは言いながら、私、全然平気でした
あの時は、完璧に「自分」を捨てていました
疲れてるから、子供に対してもぶっきらぼう、で無愛想
地で出来る、と言えば出ますが・・・
エッ?これって・・・
スクリーンに写ってる私は、全部不機嫌な顔?
「笑顔」のシーンは一つも無いんです
正直がっかり
多分、もしこれを私の事をよく知ってる人がみたら
絶対に私だとは判らないだろうな~と思います。
ある意味成功なのですが(苦笑)
「綺麗に撮ってもらう」なんて次元の物では全くありませんでした(爆)
【シーン2】
唯一屋外のシーン
マンションの全貌を写して、そこにパートから帰ってきた母の姿が・・・
この母、サンダル履いてます
私は、一番古いパンプスを持参したのですがそれも却下
その場でサンダルしか調達できなかったんです
ついでに言うと、バックは「PRADA」です。
柄物で無くて未だ良かったです
バックも調達できずそのままで撮りました。
バックからポーチを取り出すシーンがあるのですが
ロゴを見せないように持ちました。
(それでも見る人が見たら判ってしまいます)
事前に一度も打ち合わせをしなかった、その「アバウトさ」が好きです
特に「問題」ではなかったので、これでいいと思いました(笑)
で、本番です。
服も靴もよろよろだけど、なぜかバックはPRADAの母が(笑)
家路に着き、エントランスに向かうシーン
(こうゆうミスマッチが面白いです)
「本番!」キューが出て歩きだした私
その時、私の目に
居住者の姿が2名飛び込んで来ました
同じく家路に着く方です。
カメラは遠くに設置してあったので
その方達は撮影中だという事に全く気付いていませんでした。
どうする?どうする?撮り直し?
と思いつつ、歩みを進める私
「カット」の声がかからない限りは続行です。
声はかかりませんでしたので
そのままリハ通りエレベーターに向かい歩みを進めました。
そこで「カット!!」
師匠も監督も、思わぬエキストラの出現に大喜び
凄く、良いカットが取れたそうです
止まらず良かった、と思いました。
止まってたら、私も師匠から罵声を浴びていたと思います。
その辺りの瞬時の判断力は未だ鈍っていなかったかもしれません(笑)
ホッ
もっとご紹介したい可笑しな話しは沢山あるのですが
今回はこの辺りまでで・・・
主人に
「忙しい忙しいと言っていて、なんでそんなの引き受けるの?」
と言われました
「お教室のため」
と、私
「?」
と、主人
そうなんです。
今私の起してる行動は全てお教室のため
ピアノの先生としてのスキルアップの為。。。と思ってます
今回も畑違いの場所で沢山刺激を頂きました。
先の「ヴォスクレセンスキー先生」の公開レッスンの後で
レッスンを受けた矢野雄太君がこのように言ってました
「素晴らしいアイディアを頂き感激しました」
と・・・
そうなんです、まさにアイディアですよね
レッスンに生かせるヒントを沢山得ることが出来ました
有る意味「セミナー」より役に立つかも?(笑)
しっかり生かします
追伸
撮影の前日、ステップからの帰り道
全く台詞を覚えてない私の練習に付き合って下さったのは20代のY先生
場所は、電車待ちの「浦和」の駅のホーム
凄い設定です
結構面白かったですよね
Y先生の女子高校生役は、年齢が近いだけあって板についてました(笑)
ありがとうございました
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今日から6月
気を引き締めて頑張ります
今日はズッコケ話し等など・・・
【シーン1】
そもそも、この作品で私が演じる役は、というと、お母さん役です。
女子高生のお母さん役です。
脚本に書かれてる年齢より実年齢は「10歳」も上でしたが
その辺りは大丈夫と予め判ってた上でのオファーでした。
母子家庭の「母と子」です。
今時は、このような御家庭でも、お母さんは小奇麗にしてると思います。
でも、師匠からの指示は「思いっきり地味にして欲しい」という物でした。
「服は地味なのを2パターン持ってきて」
と言われました。
「地味な服?」
さ~困りました。私は地味な服って持ってないんです
それで、自分の中で、目一杯「それ」に近いと思う服を持って行きましたが
簡単に却下されてしまいました。
(服は急きょ調達してきました。ぶかぶかでした)
私が想像していた以上の母だったんです。
パートに通い、生活に疲れ果て、自分の身をかまう余裕が全く無い母
その日、私は仕事先から現場へ直行しました。
メイクをしたのは朝でしたので
夕方着いた時は、既に化粧崩れをしてました。
そのままで撮ったんですよ。
全く化粧直しをしないで
おまけに髪は無造作に一つに束ねられました。
ほつれ毛を何本か作られ、ありえな~い
私は、朝ゴミ出しに行くときだってこのような格好をした事はありません。
人様の前にお見せした事のない姿をさらしてしまいました
およよ~ん、です
まあ、お母さんをそんな「悲惨」な状態にするのは意味があっての事なのですが
ここまでとは・・・
そうは言いながら、私、全然平気でした
あの時は、完璧に「自分」を捨てていました
疲れてるから、子供に対してもぶっきらぼう、で無愛想
地で出来る、と言えば出ますが・・・
エッ?これって・・・
スクリーンに写ってる私は、全部不機嫌な顔?
「笑顔」のシーンは一つも無いんです
正直がっかり
多分、もしこれを私の事をよく知ってる人がみたら
絶対に私だとは判らないだろうな~と思います。
ある意味成功なのですが(苦笑)
「綺麗に撮ってもらう」なんて次元の物では全くありませんでした(爆)
【シーン2】
唯一屋外のシーン
マンションの全貌を写して、そこにパートから帰ってきた母の姿が・・・
この母、サンダル履いてます
私は、一番古いパンプスを持参したのですがそれも却下
その場でサンダルしか調達できなかったんです
ついでに言うと、バックは「PRADA」です。
柄物で無くて未だ良かったです
バックも調達できずそのままで撮りました。
バックからポーチを取り出すシーンがあるのですが
ロゴを見せないように持ちました。
(それでも見る人が見たら判ってしまいます)
事前に一度も打ち合わせをしなかった、その「アバウトさ」が好きです
特に「問題」ではなかったので、これでいいと思いました(笑)
で、本番です。
服も靴もよろよろだけど、なぜかバックはPRADAの母が(笑)
家路に着き、エントランスに向かうシーン
(こうゆうミスマッチが面白いです)
「本番!」キューが出て歩きだした私
その時、私の目に
居住者の姿が2名飛び込んで来ました
同じく家路に着く方です。
カメラは遠くに設置してあったので
その方達は撮影中だという事に全く気付いていませんでした。
どうする?どうする?撮り直し?
と思いつつ、歩みを進める私
「カット」の声がかからない限りは続行です。
声はかかりませんでしたので
そのままリハ通りエレベーターに向かい歩みを進めました。
そこで「カット!!」
師匠も監督も、思わぬエキストラの出現に大喜び
凄く、良いカットが取れたそうです
止まらず良かった、と思いました。
止まってたら、私も師匠から罵声を浴びていたと思います。
その辺りの瞬時の判断力は未だ鈍っていなかったかもしれません(笑)
ホッ
もっとご紹介したい可笑しな話しは沢山あるのですが
今回はこの辺りまでで・・・
主人に
「忙しい忙しいと言っていて、なんでそんなの引き受けるの?」
と言われました
「お教室のため」
と、私
「?」
と、主人
そうなんです。
今私の起してる行動は全てお教室のため
ピアノの先生としてのスキルアップの為。。。と思ってます
今回も畑違いの場所で沢山刺激を頂きました。
先の「ヴォスクレセンスキー先生」の公開レッスンの後で
レッスンを受けた矢野雄太君がこのように言ってました
「素晴らしいアイディアを頂き感激しました」
と・・・
そうなんです、まさにアイディアですよね
レッスンに生かせるヒントを沢山得ることが出来ました
有る意味「セミナー」より役に立つかも?(笑)
しっかり生かします
追伸
撮影の前日、ステップからの帰り道
全く台詞を覚えてない私の練習に付き合って下さったのは20代のY先生
場所は、電車待ちの「浦和」の駅のホーム
凄い設定です
結構面白かったですよね
Y先生の女子高校生役は、年齢が近いだけあって板についてました(笑)
ありがとうございました
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気を引き締めて頑張ります