こんにちは
さいたま市のピアノ教室
カナリア音楽教室の増田玲子です
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今月は「6つ」のセミナーを受講しましたが、最後を飾って下さったのは石嶺尚江先生セミナータイトルは「ブルグミュラー先生からのメッセージ 」です。
石嶺先生は よく御自身のセミナーを「妄想セミナー」とおっしゃいます。先生のおっしゃる「妄想」とは自分の頭で「考える」、という事だと思います
「創造力」を育てるレッスンは、生徒たちに、その曲に対して「興味」を持たせます。生徒も先生と一緒になって「創造・空想」すると、そこに「ドラマ」が生まれ、「絵」が見えてきて、「音」が聞えて来て、「命」が与えられます。単なる「おたまじゃくし」だけではなくなります
「ブルグミュラー」はそういった意味では、最適な教本、だと思います。題名がある事自体想像出来ます。いまだに日本で愛され続けている理由も判る気がします。
ブルグミュラーは1806年にドイツのバイエルンで生れました。音楽一家でしたが、父も兄弟たちも早くに亡くしました。
26歳でパリに移住した1982年は、パリの学生たちがバリケードを作って革命を起こした年です。あの、「レミゼ」の最後のシーンの年です。そして、ショパンがパリでデビューリサイタルを行った年でもあります。
コンサート活動もしたようでしたが、泣かず飛ばずで、38歳でピアノ教師に専念し、45歳の時「ブルグミュラー練習曲」を書きあげました。
49歳で郊外で隠居生活に入ったそうですが、その若さでなぜかは、未だ謎だそうです。そして、生涯独身のまま、68歳で亡くなりました。
「ブルグミュラー」を弾く時に、当時のフランスの時代背景を頭に入れておく事は必要な事です。1曲1曲の解釈もガラリと替わって来ます。
そ・れ・で、「妄想劇場」になりますが・・・
石嶺先生の解釈は、どれも素晴らしいです。本当に素晴らしいです。全曲紹介させて頂きたい所ですが、それは紙面上不可能なので、一曲だけ選ばせて頂きます。一曲だけ選ぶとしたら・・・これです・・・「別れ」・・・
この「別れ」=「a dieu」 は、「決別」という意味です。ちょっとした別れではありません。2度と会えない壮絶な別れです。
友人や身内や夫婦、あるいは自分・・・との別れです。
生徒たちに説明する時は、大好きなお友達がお引越しする事になってもう会えない、とか、可愛がってたペットのワンちゃんが死んでしまったとか・・・そんな話をしたりしますが、石嶺劇場では・・・「男と女(夫婦)」の別れ!!でした
歌詞はこうなります。これ書いてもいいかな~?多分OKだと思いますが、全文はやめて最初のさわりだけ書かせて頂きます。
5小節目からです。
「ずっと我慢していたのよ、私もう限界なのよ、早く家を出て行きたい、それが今の気持ちなのよ。。。。。」
こういった台詞が続きます。爆笑でした
実は、昨年12月の二本柳奈津子先生の「ブルグミュラー」のセミナーでも、奈津子先生はこの「別れ」を男女の別れのシーンとして演じて(?)下さいましたが、私のテキストには、その時の台詞も書いてあります。
これは、女性が、男性から「突然」別れを告げられるシーンです。
「別れは突然来る」の前説に始まり・・・3小節目の左の和音「ウッソー!!」5小節目から「どうしよう・・・」13小節目「つ・ら・い・は~♪」・・・こうゆう感じで続きます。
私のブルグミューラーの12番の「別れ」のページは凄い事(書き込み)になってます(笑)石嶺劇場と二本柳劇場、バリバリの関西劇場の夢の共演です
話しが大分それて申し訳ございません。この「別れ」に関しては、「フランス革命」も「ナポレオン」も「ジャンバルジャン」も全然関係なかったですが、他の曲は違います。あえて、異色なこちらをご紹介させて頂きました。
今回のセミナーは「2時間半」でした。休憩は勿論なく、ぶっ通しでした。2時間半ずっと、聞いて、書いて・・・の作業を続けてましたがあっという間でした。私も未だ集中して聞けるんだな、と思いました
石嶺先生は「なんとか全曲」と思って頑張って下さいましたが、この内容では、25曲は先ず難しいです。それでも13曲して下さいました。
帰りにご挨拶した時、「残りも是非!」と約束して下さいました。
石嶺先生は御自宅で「ホームセミナー」をなさってらっしゃいます。一緒に帰った先生が、「もう少し近かったらホームセミナー行きたいな」と言いました。私も行きたいと思います。
お住まいは「大阪府吹田市」です。遠いかな~でも、都内のセミナーには、本当に全国から先生がいらっしゃってます。そう思えば行けない事はないと思います。交通費「いくら」ぐらいかかるかな?・・・
石嶺先生、ありがとうございました。又お会いできる日を楽しみにしています
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