東日本大震災から5年が経ちました。その傷跡は今も大きく残っています。
私の教室に3月11日に生まれた生徒さんがいます。それも2011年です。
先日、その子のお母様とメールをやり取りしました。その中でお母様はこのように書いていらっしゃいました。一部掲載させて頂きます。
娘は地震の1時間前に生まれました。
地震の時 私はまだ分娩台の上で
死ぬかも…と思いました。
昨日のテレビで
3月10日まではいい日だった…
という 言葉を目にしました。
私にとっては11日も嬉しい日になりました。
毎年、本当に複雑な想いで
娘の誕生日を祝っています。
そして、先生がおっしゃってくださったように
見守ってくれる方も多いので
本当に感謝の気持ちが溢れます。
本当にありがとうございます。
其々にそれぞれの思いがあると思います。
私には、今大切な友達が沢山います。ピアノの先生仲間です。その先生達との出会いは、震災後間もなくでした。
ある先生が発起人になり「楽譜支援」を始められました。
ツイッターを通しその事を知り、一緒にお手伝いをさせて頂きました。
それが私たちの「出逢い」であり、今に続く「絆」の始まりとなりました。
複雑な思いですが、この出逢いに感謝してます。そして、今もなお大きな悲しみに包まれてる方々が、一日も早くその苦しみから解放される日が来ることを心から祈らせて頂きたい、と思います。