おはようございます。
さいたま市のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。
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息子が中学時代に通っていた進学塾は「予習中心」の授業でした。その時「これはいい!」と思いました。
ピアノのレッスンというと、私の時代は「練習」してきたものを先生に聞いてもらって、間違いを直して、仕上げていく、という形が殆どでした。
この前提にあるのは「譜読みが出来てる」というものです。私は「譜読み」に困ったことがありません。今ピアノの先生をされてる方はだいたいそうだと思います。いわゆる「得意」な分野だったんです。
でも、そうではないお子さんも沢山通ってらっしゃいます。
「なんでいつまでたってもドレミが読めないのか?」と凄く悩んだ時期もありました。でも、それはその子の責任ではありません。
孫は「かぶと虫」一つとっても、パッと見ただけで何十種類(?)という中から直ぐにその「名前」が言えます。私は全部「同じ」に見えます。
孫にすれば「バーバーなんでわからないのかな」と思ってると思います。
「音符」もそうです。分からない子は「全部同じ」に見えてしまってるんです。
「5線」の中に書かれてる「丸」の判別は小さいお子さんにとっては「???」の世界です。
そうです「未知の世界」なんです。又「興味のない」世界でもあります。
中にはたまたま、それが「得意分野」の子もいます。でも本を読んだり、絵をかいたりするのが好きでも「読譜」は別のようです。
まれに「この子は将来東大に入れるだろう」と思えるレベルの子がいます。こうゆう子はなんでも出来るので「読譜」も全く問題ないです。
ただ、大半のお子さんは違います。それでも、ピアノをやりたい、弾けるようになりたい、習わせたい、と思って通って下さってるんです。
指導者に先ず出来る事は「ハードル」を下げる事です。
それから「予習中心」のレッスンにする事です。
その「予習」も「課題を覚えさせて帰す」予習はNGです。
覚えた事を一週間練習すればその曲は弾けるようになるかもしれませんが、応用がききません。
この事について説明すると長くなってしまうので、今日は割愛しますが
「自分」で「考え」て練習できるような「課題」の出し方をするんです。
なので、ここでは「間違わずにスラスラ弾ける」という事には重点を置いてません。「理解できてるか?」「わかってるか?」に重点を置きます。
ですので、お家でお母さんに教えないようにお願いしてます。
お母さんに教わって弾けても、身についてなければ意味がないです。でも分からないと練習する気にならない。その時お母さんが教えてあげるか云々はその子の性格によります。(几帳面なお子さんは教えてあげた方がいいと思います。)
予習には時間をかけてますので、最初の頃の宿題の曲は「2曲」位です。
説明して、復習しながらチェックして、弾かせて・・・としてると「2曲」が限度です。
また、この頃のお子さんは「集中」出来る時間も短いです。
飽きてきたな・・・と感じたら、直ぐにピアノの前から離れ、書く課題やリズムなどをして、リフレッシュ出来たら又ピアノに戻ります。
一週間に「2曲」では少ないかもしれませんが、その点は無理せずにかなり慎重に進んでいます。
(大体弾けたら「花丸」になる「サブテキスト」は渡してます(^^♪)
脳の中の「ピアノ」の回路?が繋がってきたら、3曲・4曲・・・とどんどん増えていきます。
いつも書きますが、お子さん一人一人全く違います。
そこを常に意識して指導できるか、そこが最大のポイントだと思います。
監督になる必要はないです。監督になるのは発表会の時だけです。いつもはコーチに徹します。
バッティングコーチ・ピッチィングコーチ・etc・・・
弱点を補いながら良い点を伸ばしていく、そんなレッスンをこれからも心掛けていきます(^^♪
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