昨日のレッスンでは、発表会の「全員合唱」の歌の練習を、来た生徒達全員にしました。
演奏に「時間を掛けたい」子もいましたが、「全員合唱」も発表会の「フィナーレ」を飾る大切な演目ですので、演奏と同じ重きを置いてます。
今年は初めて「2曲メドレー」にしました。
一曲どうしても歌いたい曲があるのですが、小さい子にはかなり難しい、「声が出ない」可能性があるので、ウォーミングアップを兼ねて、みんなの知ってる楽しい曲を先に歌うことにしました。そうすれば、その流れで「声が出る」と思ったからです。
メインの曲のは知らない子も多いので「一緒に歌う」というより、「私が歌って聞かせる」という感じでした。
年長の女の子は、初めて聞いた、と言いました。「どんな感じがした?」と聞いたら、「なんだか悲しかった」と言って、目にうっすらと涙を浮かべてました。
確かに「ものかなしい」メロディーなんです。そう感じ取ったその子の「感性」に感動しました。
小3の二人も、初めて聞いた、と言ってました。でも、二人とも、私が歌ってる途中から「一緒に」歌えるようになりました。
歌詞は読めますが「音符」迄は同時に読めなかったはずです。(なぜなら私が「移調」して書いた楽譜で、多分私しかわからないぐちゃぐちゃな「記譜」になってたからです)
それなのに、なぜ歌えたか?・・・それは「雰囲気」で感じ取れたのだと思います。「多分こんな感じの曲だろうな」と・・・二人とも「耳」の良い子なので、それが出来たのだと思います。感動しました。
6時間「歌い続けた」私は、どんな状態になったか、というと、実に「爽快」になりました(^^)
普段のレッスンでも「声」は出しているし歌ってもいます。でも、「お腹の中」から歌ってはいません。
今回の曲は「高音域」が私には「らくに出せる音」でないため「声」を出すのがややしんどいでした。でも、生徒への「模範」の歌なので、腹式と発声をしっかり行いました。
歌ってるうちにどんどん「声」が出るようになりました。
歌うことに「余裕」が出てくるとどうなるか?というと、「歌詞」に入っていけます。その「曲」の世界に入っていけます。
そうなると、声の出し方、表現にも気持ちを持っていけます。結果・・・「心がこもり」「胸が熱くなり」泣きそうになり、それが、生徒の心に響く「歌」になります。
「いい歌だな~」と思えば、難しくても「歌いたい」と思ってくれるはずです。
ピアノの演奏も全く同じですね。
普段のレッスンでは、最後の方になるとちょっと眠くなったり、終わった後「疲れた・・・」と思うこともある私ですが、昨日は全く違いました。
それは「歌の力」だと思います。
「呼吸」をしっかりしてるせいか、脳がすっきりし&はっきりし、お腹もへっこんでました(笑う)改めて「歌う」事の「力」を感じました。
お母様達も是非、お家でお子さんと一緒に歌って下さい。その前にお母さんが「間違わずに」歌えるように、昼間練習して下さい。
夕方、この歌の歌詞と同じ状況が「空」に見えました。
生徒達と「きれいだね」と言ってしばし見てました。
こんな美しい空を生徒達と一緒に見れて最高に幸せだと思いました。
今日も見れるかな?見れたらいいな☆
今日のレッスンも歌います!!
この曲に決めて良かったです(^◇^)