2011年2月の東京マラソン以来、7年9ヶ月ぶりに県外の公認マラソンであるおかやまマラソンにエントリーし、当選した。2015年に新設されたばかりの大会だが人気は高い。よく当選したものだと思った。岡山市内のホテルは当選通知を貰った時点で既に予約が満杯になっていて、やむを得ず高松駅に近いホテルを予約することとなった。
大会当日、目を覚ますと右足首がひどく痛んだ。何ということか。欠場も考えたが、もはや . . . 本文を読む
7年ぶりに愛媛マラソン完走、それもネットタイム(スタートライン通過からゴールまでのタイム)で4時間5分を切っていた事に大いに満足していた。これなら、もう一度マラソンで4時間切ることも可能ではないかと思えた。金哲彦さんが提唱する「フォーエバー・スリー(終生、マラソンを3時間台で完走する走力を維持する事)」も容易い事の . . . 本文を読む
「神様は確かに存在する。そして神様は奇跡を起こしてくれる。しかし、神様は死ぬほど努力した者にしか力を貸してくれない。」
マラソンの元日本記録保持者、藤田敦史さんの名言である。「マラソンの神様」から僕は見離されているのではないかとこの数年、感じていた。しかし、神様は優しい方だった。
「1年に500kmも走ってないような奴をマラソン出場の抽選に当選させてどないすらい。(なぜか伊予弁)」
と配慮し . . . 本文を読む
2001年4月15日、30代最後のマラソンとして長野マラソンを完走して以来40代にはフルマラソンは年に一度愛媛マラソンのみに出場大会を絞っていた。スティーブ・モネゲッティーの真似をしたわけではない。単に経済的事情によるものである。
(モネゲッティーは1990年のベルリンマラソンで優勝後に、翌年のロンドンマラソンに多額の出場料と世界記録更新ボーナスを提示されながら、
「私はフルは年1回しか走らない . . . 本文を読む
村上春樹氏の著書「走ることについて語るときに僕の語ること」(このタイトル、長いので今後は「村上春樹のマラソン本」と呼ぶ事にします。)の前書きの中で、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に掲載されていた一つの記事が紹介されている。
「マラソン・ランナーはレースの途中で、自らを叱咤激励するためにどんなマントラ(真言・呪文の意)を唱えているか?」
その中で村上氏自身が「マラソンという競技のい . . . 本文を読む