第一回大会の翌週発売の某週刊誌においては「世紀の暴挙」とまで酷評された東京マラソン、よもや第三回まで開催されようとは。今や「空前のランニング・ブーム」の発信源として、「運動面」以外の話題にもなっている。どうやら、2016年の東京五輪誘致に失敗したとしても、開催が中止になる可能性も少なくなったかもしれない。
現在の「ブーム」については、僕もいろいろと物申したいところもないわけではないが、ここではこ . . . 本文を読む
反対車線を次々と通り過ぎていく、有名実業団や大学のランナーたち。今年は彼らをゆっくりと眺める余裕がなかった。だいたい、苦しくなってくると、気を紛らわすために反対車線のランナーたちを眺めていたのだけど。だから、どんなランナーたちがいたのか、例年ほど記憶に残らなかった。昨年の福岡で3位の藤原新は、先頭グループからかなり遅れていた。一際小さい身体ゆえにすぐに分かったのは、昨年北海道で優勝した佐伯由香里。 . . . 本文を読む