KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
2022年は積極的に更新していく心算です。

あなたもマラソン・ランナーになれる・・・わけではない vol.3~はじめに、シューズありき

2008年11月29日 | あなたもマラソンランナーになれる
ネタはいくらでもある、と豪語していたのに、更新が遅れてしまい申し訳ありません。今回くらいでそろそろ、これから走ってみようと思う方々に対して実用的な内容のことを書いてみようと思う。 16年前の初夏、走り始めた僕がはいていたのは、自宅の下駄箱の中から引っ張り出した、白い運動靴だった。少なくとも、それはランニング・シューズではなかった。おそらくは安価なテニス・シューズだったと思う。ちなみに、20代の僕 . . . 本文を読む

2008東京国際女子マラソン雑感~最後の「市ヶ谷のドラマ」

2008年11月16日 | マラソン観戦記
最後の大会でも、やはり勝負を決めたのは、35km以降の上り坂だった。多くのランナーたちの歓喜と無念の舞台となった市ヶ谷の上り坂。 僕がマラソン観戦にのめり込むきっかけとなった、'94年の東京国際マラソン。日本新記録で優勝という二つの栄冠を手にする目前で失速し、スティーブ・モネゲッティとヴァンサン・ルソーに逆転を喫した早田俊幸さんの姿に、マラソンにおいて「天国と地獄は紙一重」ということを僕は学んだ . . . 本文を読む

2008東京国際女子マラソン展望②~ラスト・ヒロインは誰だ?

2008年11月16日 | マラソン時評
東京国際女子マラソンの29回の歴史の中で優勝を見ると、最初の15年で日本人ランナーの優勝はわずか2回。'83年(第5回)の佐々木七恵さんと、'91年の谷川真理さんだけである。どちらも、翌年の五輪代表選考レースとして行われながら、佐々木さんは代表入りして谷川さんは補欠だった。この時の代表選考はまさにスポーツ面をはみ出す事件となったが。この8年で女子の選手層が厚くなったことを示しているも言える。 以 . . . 本文を読む

2008東京国際女子マラソン展望 ①~誰もQちゃんを越えられない?

2008年11月14日 | マラソン時評
'79年に世界初の国際陸連公認の「女性だけマラソン大会」として始まった東京国際女子マラソンが、30回を迎える今年で一つの歴史を終える。 思えば、30年前は、女性がフルマラソンを走るという事自体が、一つの「事件」だった。 「女がマラで損するなんて。」 という今ではセクハラとして問題になりそうなギャグも、オヤジ向け週刊誌等では飛び交っていたと記憶している。 今ほど、マラソンを熱心に見ていたわけでは . . . 本文を読む

あなたもマラソン・ランナーになれる・・・わけではない vol.2~それでも、ぼくは走りたい

2008年11月12日 | あなたもマラソンランナーになれる
vol.1で、ランニング(ここでは、マラソン、ジョギング等長距離走の総称として使用しているつもりである。)が故障や怪我がつきまとう、危険なものであるかのような事を強調したが、別に、東京マラソンの参加に25万人分の申し込みが集まるという「空前のランニング・ブーム」とやらに水を差すつもりはない。むしろ、きっかけは何であれ、同好の士が増えるのはむしろ歓迎すべきことと思っている。 だいたい、ランニングに . . . 本文を読む