来年は世界陸上競技選手権大会(通称世界陸上)が大阪で開催される。'91年の東京大会以来16年ぶりに日本での開催となるが、この16年で日本の陸上競技界は大きく様変わりしたと言える。
なんといっても、マラソンが「唯一のメダル獲得種目」ではなくなり、トラック競技で決勝に進出できるのが10000mだけではなくなった。ハンマー投げの室伏広治、男子400mハードルの為末大、男子200mで末續慎吾がメダルを獲 . . . 本文を読む
vol.1をアップしてから、かなり時間が経ってしまった。なかなか明るい話題が見つからない日本の男子マラソン(「長距離」全体に広げてもいいかもしれない)界だが、当初、本稿を書くにあたって、1つのタイトルを用意していた。
「2.どうした、中国電力」
ニューイヤー駅伝が100kmに変更した2001年以降6大会連続して1回の優勝含んで全てトップ3に入っている「駅伝の強豪」にして、同時期の世界選手権と五 . . . 本文を読む