vol.2の最後で触れた、
「フィギア・スケートがマラソンみたいになっている。」
とは、実に言い得て妙だと思った。
マラソンと言えば、夏の五輪の花形種目と言われてきた。(ここで言う「マラソン」とは、男子マラソンのことである。念のため。)最終日に行なわれることが恒例になってきたが、東京五輪での円谷幸吉さんの銅メダルやメキシコ五輪での君原健二さんの銀メダルは、日本が獲得した陸上競技唯一のメダル(マラ . . . 本文を読む
25kmでペースメイカーが役目を終え、32.2kmでヌデレバに追いつかれるまで約29分10秒。小幡はトップを独走し続けた。34歳のぺテラン(トリノ五輪代表の岡崎朋美と同い年)にとって、メジャー大会でトップを奪うのは初めてだったはずだ。彼女は何を思いながら、この濃密な時間を過ごしただろう?そして、彼女に長年エールを送り続けてきた人たちは、テレビの画面を見ながら、いつまでも醒めない事を願う夢のような時 . . . 本文を読む
アトランタ五輪の前にBSチューナー内臓テレビとビデオを購入して以来、五輪やサッカーの国際試合はほとんどNHKのBSで見ていた。
数日前、たまたま民放のトリノ五輪中継を見て、TBS以外の局もほとんど「世界陸上」の手法で番組を作っているのに、今頃になって気づいた。
トリノ五輪開幕から10日を過ぎて、いまだ日本メダル無し!!
誰がこのような結果を予想したか、と言うよりも、
「男子だけでメダル5個」
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大阪国際女子の観戦記が仕上らないうちに、トリノ五輪が始まってしまった。4年前のソルトレイク五輪の時には、当時のサイトにて、五輪に関する雑文をあれこれと書いたものだ。
もとより、ウインター・スポーツについては門外漢だ。(マラソンについても、専門家を自称するのはおこがましいが。)無理矢理、マラソンと結びつけたような話ばかり書いていた。
興味のある方は↓
http://g1.gaiax.com/~m . . . 本文を読む
五輪中間年というのは、次の五輪でブレイクする選手が台頭する年だ。高橋尚子は2度目のマラソンである'98年の名古屋で当時の日本新記録となる2時間25分48秒の日本新記録で優勝し、12月のバンコク・アジア大会ではその記録をさらに4分も更新してみせた。
野口みずきがマラソン初挑戦で初優勝したのも'02年の名古屋だった。
そんなわけで、昨年の末のこの欄にて、2006年にマラソン・デビューして北京五輪の有 . . . 本文を読む