既に閉幕して4日以上経ってしまったが、余韻は今も残っている。できれば毎日更新したかったが、それが果たせなかった。
“間に合うさ 間に合うさ
遅すぎることはない”
(「七月二十六日未明」吉田拓郎)
いささか、古くなりかけているネタであるが、まずは女子10000mから振り返りたい。
世界選手権が隔年開催となったのは'93年のシュトゥットガルト大会からであるが、これまで五輪翌年の大会に、その前年 . . . 本文を読む
ウサイン・ボルトが男子100mで自らが昨年の北京五輪でマークした世界新記録をさらに0.11秒更新して金メダルを獲得した。
男子100mの世界新記録は、新聞の運動面をはみ出す事件だ。本来なら、五輪やFIFAワールドカップと並ぶ世界的スポーツイベントであるはずの、世界陸上選手権だが、日本では民放局が1局独占中継するために、他局のスポーツニュースでは、しばしば競技の結果が軽く扱われることがあったが、さ . . . 本文を読む
今、本稿を書き始める直前に、ニュースが飛び込んできた。女子20km競歩で渕瀬真寿美が7位に入賞したというのである。詳細は後述するが、女子10000mでの中村友梨香の7位入賞に次いで、2日連続の入賞である。大会前に陸連が掲げた「メダル1、入賞6」という目標、ハンマー投げの室伏広治の欠場で達成が危惧されたが、この勢いならいけるんじゃないかと思えてきた。
しかしながら、このレース、地上波では中継なしで . . . 本文を読む
しばらく、僕自身のランニングについての話が続いたが、久しぶりにテレビで観戦したトップランナーたちの記事を書いてみよう。なんといっても、世界選手権が始まったのだから。
世界選手権を「世界陸上」というタイトルでこれまで12年間に渡って放映してきたTBSだが、今大会よりそれまでのスタイルを大きく変えるとの発表があった。
“陸上の世界選手権(8月15日開幕、ベルリン)の独占放送権を持つTBSテレビが . . . 本文を読む
C誌への投稿を続けることで少しずつ走る距離をのばすことができたが、1993年の総走行距離は1862kmだった。最も多かったのは8月で253km。思い出していただきたい。この年は記録的な冷夏で米が大凶作となり、ついに米の輸入自由化に踏み切らざるを得なかった年だった。
そんな気候のおかげで、走る距離を伸ばすことができた。その成果は10月の今治シティマラソンの5kmの部に出場した際に表われた。昨年のこ . . . 本文を読む