子供の頃に先生から教わった、
「来年の事を言うと鬼が笑う。」
という諺が、僕にはとても恐ろしい言葉のように思えたものだった。
国際千葉駅伝の翌日のスポーツ紙には、大会のサブイベントで顔を合わせた、高橋尚子、野口みずきの「世界最強コンビ」が、
「北京に向けて“共闘”を誓う。」
との記事が掲載されていた。
「ラドクリフとヌデレバを、け落とし、北京で高橋と野口が直接対決へ-」
(サンケイスポーツ11 . . . 本文を読む
この数年、日本国内のメジャーなマラソン大会に、海外の「大物」ランナーの参戦が少ないような印象があった。女子マラソンが初めて実施されたロス五輪の金メダリストのジョーン・ベノイト、銀メダリストのグレテ・ワイツは遂に日本でマラソンを走ることが無かった(この大会で、「感動のゴール」でメダリスト以上に注目を集めた、ガブリエラ・アンデルセンは、'88年の北海道マラソンに来日、3位に入賞している。)
のだが、銅 . . . 本文を読む
今回の北京国際マラソンについて、今頃になって新たな疑念が生じた。いまさら声高に主張しても手遅れかもしれないが、これを記しておかないと、僕のもやもやした気分にけりをつけることができないと思い、あえて記すことにした。
レースが終わった後、表彰式の模様が映し出された。最も高い位置にいるのは、チェロノである。一方、中継テレビ局がテロップで紹介したレース結果では、2番目にゴールしたモイベンが優勝となり、チ . . . 本文を読む
北京国際マラソンから1ヶ月経った。ようやく、あの「なんじゃこりゃあ?」なレースについて、語る事ができそうだ。
今回の北京には個人的に多大な期待を寄せていた。それだけにレースの結果に対しての失望は大きかった。しかもそれがかなり尾を引いてしまった。一時はマラソンについて、何かを考えて文章にするのが馬鹿馬鹿しくなっていたくらいだった。
久しぶりに日本人男子ランナーの海外メジャーマラソン優勝を期待して . . . 本文を読む
長い間、四国は「プロ・スポーツ不毛の地」であったのだが、この1~2年で状況が一気に好転した。徳島のサッカー・クラブ、ヴォルテス徳島が今春J2に昇格し、四国初のJリーグ入りを果たした。企業チームを母体としない、純然たるクラブチームとして発足した愛媛FCも来シーズンのJ2昇格を目指している。友近、と言えば女性のピン芸人を思い出す人が多いだろうが、愛媛のサッカー好きに
「彼の夢は僕らの夢」
と言わしめる . . . 本文を読む