11月19日正午。テレビの画面に映し出された国立競技場は、雨だった。テレビを見ている僕の部屋の窓の外と同じように。
16年ぶりの雨となった東京国際女子マラソン。その時は、サッカーのトヨタカップと日程が重なり、神宮球場にランナーがゴールしていった。優勝は中国の謝麗華。当時の記録を見ると、トップ10の中に、日本人は3位の谷川真理さんのみである。まだ、日本人が女子マラソンでメダルを取ることが目標でなく . . . 本文を読む
やれ因縁の対決だなんだと騒がしいが、これも大会の注目度を高めるためのことだろう。たくさんの人に土佐礼子の走りを見てもらえるようになるのなら、悪いことではないな。土佐が「仇敵」か「刺客」のごとく扱われるのも仕方ないか。
さて、vol.1の最後で、
「これまでで最高の走りが見えそうだ。」
と、書いたが理由は書かなかった。その件について、あるひとからメールが届いた。
そのひとは、インタビューでの彼女 . . . 本文を読む
3年前の、アテネ五輪代表選考レースだった、東京国際女子マラソンを、当時の僕はどう見ていたのか、ここに再録してみようと思う。
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東京国際女子マラソン雑感vol.1~神話の終焉と言うはたやすいが。
at 2003 11/16 22:47
全く予想外の結果だった。
数日前に、マラソン博物館の掲示板にて、ロス五輪の男子マラソンの実況で、集団から脱落していく瀬古さんの姿を見て、 . . . 本文を読む
今度の日曜日が待ち遠しい。
東京国際女子マラソンに、土佐礼子が出場するからである。彼女にとっては2年8ヶ月ぶりの国内のマラソンであり、テレビの生中継で彼女のマラソンを見るのはアテネ五輪以来である。
それだけでそれだけでうれしい。
土佐礼子と言うランナーを応援し続けてきたのは、やはり最初は彼女が僕の住む町の出身であり、僕の母校の後輩でもある、という理由からだった。だけど、今はそれだけではない。 . . . 本文を読む
東日本実業団対抗女子駅伝は、三井住友海上が7連覇を成し遂げた。3月の名古屋国際女子マラソン以後、目だった活躍のなかった渋井陽子が復調し、東京国際女子マラソンを控えた土佐礼子が、レースに期待を持たせる走りを見せたようである。
翌日の報道では、両エースの活躍で7連覇と伝えられていたが、2区でトップに立ち、区間賞を獲得したランナーが、山下郁代だったことが僕には感慨深かった。
そうか、ようやく駅伝で区 . . . 本文を読む