生きてることが辛いなら
いっそ小さく死ねばいい
テレビの中で、かつての「フォークの女王」の息子が歌っている。僕が中学生の頃、身重の彼女が、スタジオで歌っている姿を音楽雑誌で見たことがあった。あの時、彼女の身体の中になった命がもう、こんな大きくなっているのかと思う。
今年1年、実にさまざまな事があった。だいたい、僕の人生は五輪イヤーに大きな変化が訪れる。大学に入ったのはモスクワ五輪の年、鬱病にな . . . 本文を読む
2008年もあと一週間を残すのみとなった。五輪イヤーであったが、北京五輪では男女ともマラソンはメダルはおろか、入賞にも届かず、それどころか、欠場者2名、途中棄権者1名という結果に非難が集まる結果となってしまった。
メダルが取れない種目など、取るに足らないものなのか。ほんの半年までは、五輪がまともに開催されることさえ危ぶまれていたではないか。あの聖火リレー批判はいったい何だったんだ。どこへ行ったん . . . 本文を読む
25km過ぎて、僕は日本選手よりもバトオチルに肩入れしていた。
「逃げろ!バトオチル!」
先の福岡国際マラソンを見て、世界のトップと日本との差がさらに広がったと嘆く向きもあったようだが、僕はむしろ爽快感を覚えていた。世界のトップが日本国内開催の大会で、ここまで実力を存分に発揮する、品の無い流行り言葉で言えば、「ガチ」で戦う姿を見せる大会なんてそんなには無いと思う。マンチェスター・ユナイテッドでも . . . 本文を読む
今年で39回を数える、「若手の登竜門」と呼ばれる大会ではあるが、西日本の日テレ系列局では生中継されているのだが、関東ではどのくらい認識されているのだろうか?
なんだか、今年のM-1グランプリの優勝者や、「探偵!ナイトスクープ」みたいなことを書いてしまったが、実はこの大会、今回より出場資格が大幅に緩和され(ゴール関門制限が3時間以内から4時間以内に変更)、それに伴い出場を決めた僕の知人が、自社主催 . . . 本文を読む
今年の福岡国際マラソンの結果に僕は悲観も楽観もしていない。現在の日本の男子マラソンのレベルと、五輪のメダリストとの差が明確に表われた、という以上でも以下でもない。
ただ、優勝した北京五輪の銅メダリストのツェガエ・ゲベテがここまでやるとは思っていなかった。北京でのタイムは2時間10分。金メダルのサムエル・ワンジルとは、3分28秒、銀メダルのジャウアド・ガリブとも2分44秒もの差をつけられた。結局こ . . . 本文を読む