ネットに蔓延る、「マスゴミ」なる言葉は使いたくない。しかし、この数年、スポーツマスコミがマラソンの知識も、それについて語る語彙力も低下しているのは間違いない。
その端緒が8年前の北京五輪。マラソンで13位でゴールした尾方剛さんが、12位でゴールしたランナーと握手を交わしたが、そのランナーが前回。アテネ五輪の金メダリストだったステファノ・バルディーニだったことを、中継していたアナウンサーはスルーし . . . 本文を読む
女子マラソンは、またしても入賞ゼロに終わりました。これについては、別の機会に語ることにして、日本時間で今夜の男子マラソンを走る、三人の日本代表ランナーについて語ることにします。
今回の代表三人を一言で言えば、「全員、伏兵」ということになるでしょう。「エース不在」と思われている現在の日本のマラソン界ですが、それでも、昨年に2時間7分39秒をマークした「元祖・山の神」今井正人、ロンドン五輪6位、モス . . . 本文を読む
これもまた、gooからのお題となりますが、今夜の女子マラソン、注目は?
ずばり、伊藤舞です。昨年の北京世界陸上のマラソン7位で代表権を得た選手ですが、その選考基準ともども、物議を醸しました。しかし、今、一番日本に必要なタイプのランナーなのです。今はもう、高橋尚子も野口みずきも土佐礼子もいません。それが現実です。かつての嶋原清子のように、「どんな条件下でも8位以内入賞の可能性大」なランナーです。3 . . . 本文を読む
gooから出された「お題」に応えてみます。(いつもと文体を変えてみます。)ご覧の通り、メインテーマが「マラソン」ですので、マラソンに決まっています。今までずっとそうでした。ロンドン五輪で日本がいくつ金メダルを取ったのかは忘れてしまいましたが、男子マラソンの中本健太郎のゴールに思わず、テレビに向けて拍手した時の嬉しさは忘れられません。
五輪の「花」だったマラソンも近年はすっかり注目度が低くなってし . . . 本文を読む