KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
2022年は積極的に更新していく心算です。

別大毎日マラソン雑感~もう、「市民ランナーの星」ではない vol.2

2013年02月20日 | マラソン観戦記
これがマラソンだ!そう叫びたくなるようなレースを久しぶりに見た。1996年に南アフリカのゲルト・タイスが独走して作ったコースレコードが、日本人によって更新された。それも、ケニアとエチオピアからの招待選手のいないレースにおいて。 中間点を1時間4分8秒のペースで通過した集団の中から、27km過ぎて川内優輝が飛び出し、それを中本健太郎が追った。以後、2人は、けん制し合ってペースを落とすことなく、ゴー . . . 本文を読む

別大毎日マラソン雑感~もう、「市民ランナーの星」ではない vol.1

2013年02月19日 | マラソン観戦記
今年に入って、初めてのブログ更新となる。12月の防府読売マラソンの観戦記のしめくくりに、「川内優輝には大きな課題がある。」と書き、「つづく」と締めくくっていたのだが、あれから2ヶ月で川内優輝は大きな進化を遂げてみせた。 昨年の年末に感じた、彼に対する危惧。それは、防府の2週間前の福岡国際マラソンでは2時間10分29秒で6位に終わっていること。しかも、27kmで先頭集団から脱落し、「勝負に参加でき . . . 本文を読む

防府読売マラソン雑感~川内優輝の今後は? vol.1

2012年12月24日 | マラソン観戦記
今や、「日本で最も有名なマラソン・ランナー」、川内優輝。今年も昨年に続いて、福岡国際マラソンの2週間後の防府読売マラソンを走った。 ロンドン五輪代表選考レースだった昨年の福岡では、日本人ランナートップとなる3位でゴールし、一躍有力代表候補に名乗りを上げ、防府では前回の優勝者でモンゴル代表のセルオド・バトオチルとトップ争いを繰り広げた。ゴール後、握手を交わす両者の、ロンドンでの再戦を楽しみにしてい . . . 本文を読む

2011福岡国際マラソン雑感 vol.2

2011年12月26日 | マラソン観戦記
今夏の世界選手権で川内優輝に先着した日本人は旭化成の堀端宏行と安川電機の中本健太郎、いずれも「駅伝育ち」の九州の実業団ランナーだった。僕にはそれが、「実業団ランナーの意地」に見えた。今回もまた、前田和浩と今井正人、九州の実業団ランナーが意地を見せるレースとなったかと思ったが、今井と前田、2人のペースが意外と上がらない。これはいけない。前田にとっては今年2月の別大毎日マラソンの二の舞になりそうな展開 . . . 本文を読む

2011福岡国際マラソン雑感 vol.1

2011年12月10日 | マラソン観戦記
今年は「4年に一度の特別な年」の福岡国際マラソンだったのであるが、海外招待選手の顔ぶれを見て唖然とさせられた。昨年2位のドミトリー・サフロノフ(ロシア)に、6年前の優勝者であるドミトロ・バラノフスキー(ウクライナ)のような強豪はいた。しかし、現在、マラソン世界最強国であるケニアとエチオピアのランナーが一人もいなかった。五輪代表選考レースであるというのに。今夏の世界選手権のメダリストも上位入賞者もい . . . 本文を読む