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黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五 第二節 語句の意味 2-2

2013-04-25 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五

第二節

 帝曰。余念其痛、心爲之亂惑、反甚其病、不可更代。百姓聞之、以爲殘賊。爲之柰何。

岐伯曰。夫人生於地、懸命於天。天地合氣、命之曰人。人能應四時者、天地爲之父母。知萬物者、謂之天子。天有陰陽、人有十二節。天有寒暑、人有虚實。能經天地陰陽之化者、不失四時。知十二節之理者、聖智不能欺也。能存八動之變、五勝更立。能達虚實之數者、獨出獨入。呿吟至微、秋毫在目。

 

語句の意味 2-2

 

化=カ。ケ。バける。姿を怪物・異物に変ずる。バかす。カえる→変。形を変える。心を変える。天地自然が万物を生じ育てる。化育。生滅させる。改める。形が変ずる。風俗が変わる。改まる。死ぬ。造物者の働き。

 

失=シツ。ウシナう。なくす。見うしなう。逃がす。とりおとす。死なせる。乱れる。ウせる。なくなる。過失。あやまつ。しくじる。ちがう。イツ。=佚。なくなる。それる。

 

理=リ。オサめる→治。整理する。さばく。処理する。処置する。玉をみがく。すじみちをつける。つくろう。修理する。区別する。飾る。オサまる。道義。道理。きめ。宇宙の本体。×気。理学。かかりあう。治の代用字。

 

聖智=透徹した智慧者。鍼灸医学大系

 

欺=ギ。キ。アザムく。だます。いつわる。

欺=天地間に起る不時の事変に遭遇しても、自分の行動を誤るようなことはない。鍼灸医学大系

 

存=ソン。ゾン。ある。現にある。生きながらえる。たずねる。とう=問。あらわれみとう。なぐさめる。ねぎらいとう。思う。たもつ。存在を保護する。保存。安らか。

存する者=心得ていること。鍼灸医学大系

 

八動=八風の変動のこと。<素問宝命全形論>「よく八動の変を存す。」。八風=①嬰児風・大弱風・剛風・大剛風・弱風・謀風・折風・凶風のこと。漢方用語大辞典。

八風=東・西・南・北・東南・西南・東北・西北の風邪、疾病を引き起こす原因となる。新・東洋医学辞書

黄帝内経素問 金匱真言論篇 第四 第一節 訳

 

八動の変=八節の風の変動の意である。八節とは、一年中の季節のかわり目ということで、立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至の八つの節をいう。鍼灸医学大系

 

五勝=①五臓の精気が勝利を得ること。これより五臓の気の相勝を用いて治療を行う。たとえば、肺(金に属する)の病は脾胃(土に属する)を調補して治療する。いわゆる「土を培して金を生ず」である。

<素問至真要大論>「必ず五勝を先とし、その血気を疏し、それを調達せしめれば、和平に至る。」

②五行の相剋をいう。四季の五気に偏勝があると、その勝つところの臓を剋する。たとえば、春時、本気が偏勝すれば、脾臓を剋するなどである。

<素問宝命全形論>「よく八動の変を存すれば五勝こもごも立つ。」

<黄帝内経素問王冰注>「八動とは八節の風の変動を謂う。五勝は五行の気の相勝するを謂う。立つとは其の王する時に当るを謂う。変とは気至りて変易するを謂う。」

 

鍼灸医学大系 語句の解 

王冰の注には「存とは心に存するを謂う。達とは明らかに達するを謂う。呿とは欠呿を謂う。吟は吟嘆を謂う。秋毫目にありとは細にして必ず察するを謂うなり。

八動とは八節の風の変動を謂う。五勝とは五行の気の相勝つを謂う。立つとは其の王する時に当るを謂う。変とは気至って変易するを謂う。

是の三者を知るときは則ち応効明著にして速かなることなお影響の如し。此れ皆神の独り出で独り入るなり。亦鬼霊能く召遣するに非ざるなり」とある。

 

立=リツ。リュウ。タつ。立ちあがる。起きる。波や煙があがる。あらわれる。神経がいらだつ。する。定まる。しっかりと動かない。作られる。立場が十分にできる。とげなどがささる。時期が来る。出発する。はじまる。あたる。用にたえる。声がよくとおる。湯がわく。なくなる。よくできる。神経がとがる。時が過ぎる。タてる。まっすぐにする。起こす。作る。作り定める。しめる「戸を立てる」。つきさす。役立てる。お茶を飲めるように用意する。続ける。タチドコろに。すぐに。枡目の単位、リットル。

 

鍼灸医学大系 語句の解 

そこで本文にいう「五勝更々立つ」とは「五行の相生相尅の変化に遭遇してもびくともすることなく、ちゃんと安定して対応して行く」という意である。王冰の「立つとは其の王する時に当るをいう」という解説は明確でない。

 

達=タツ。至る。通る。みぬく。しとげる。あまねく。俗世間にこだわらずに超越し、大局からみる。賢人「先達」。世間によく知られる。大通り。進める。よろしい。共通。ほしいまま。

 

數=次々につなぐ動作のことで、つまり連なって起って来る変化の順序法則の意である。鍼灸医学大系

 

獨出獨入=「自信をもって行動する」という意である。鍼灸医学大系

 

呿=去に欠(きょ)に同じ。口を張ること。口を張って気を運ぶこと。あくびをすること。<霊枢本輸>「呿して欠することあたわず。」

 

吟= 。吟は俗字。ギン。ウタう。詩歌を歌う。詩歌を作る。虫や鳥が鳴く。ヨむ。諷誦。うめく。苦痛にたえかねて声をたてる。詩歌の題の一種。

 

秋毫=秋になって、先が細くなって、見えにくくなった獣の毛。少し。わずか。細い。

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、鍼灸医学大系黄帝内経素問

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以前東洋八味地黄丸をお買い求めになったお客様

2013-04-24 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

以前東洋八味地黄丸をお買い求めになったお客様。

昨日来店され、他店で八味丸を購入したが、やはり東洋の八味地黄丸が良いとおもうとのことで、四瓶購入されました。

忠実に作られた八味地黄丸です。

エキス剤でない八味地黄丸は蜂蜜で丸薬として作られます。

どうぞ本物の八味地黄丸をお試しください。

丸薬は酒服するのが慣わしです。

四十歳以降の男の漢方のビタミン剤と思って服用してくださいと付け加えました。

女性には骨粗鬆症の予防として東洋八味地黄丸に療方調律を合方するとよいでしょう。

骨密度が上がることが期待できます。

 

八味丸にまつわる庶民小話 薬学博士 渡辺武著 八味地黄丸トシ老化をとらない漢方薬より・女のほめる薬なり①

 

八味丸にまつわる庶民小話 薬学博士 渡辺武著 八味地黄丸トシ老化をとらない漢方薬より女・のほめる薬なり②

 

p204漢方には二千年前から糖尿病に効く薬がある!

 

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黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五 第二節 語句の意味 1-2

2013-04-23 09:25:45 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五

第二節

 帝曰。余念其痛、心爲之亂惑、反甚其病、不可更代。百姓聞之、以爲殘賊。爲之柰何。

岐伯曰。夫人生於地、懸命於天。天地合氣、命之曰人。人能應四時者、天地爲之父母。知萬物者、謂之天子。天有陰陽、人有十二節。天有寒暑、人有虚實。能經天地陰陽之化者、不失四時。知十二節之理者、聖智不能欺也。能存八動之變、五勝更立。能達虚實之數者、獨出獨入。呿吟至微、秋毫在目。

 

語句の意味 1-2

念=ネン。オモう→思。いつも思う。心にこびりついて忘れられない。オモい→思。読む。二十、宋以来の俗用という「―日=二十日」

 

亂惑=乱惑。みだれまどう。乱しまどわす。

 

更代=こうたい。=更替。かわる。交替。

 

百姓=ヒャクショウ。農民。農夫。ヒャクセイ。いろいろの姓。百官、上古は貴族だけが姓を有していたから。たみ。人民。庶民。

 

殘賊=残賊。ざんぞく。殘は旧字。人に害を加え、しいたげる。人を殺す。人道をそこないやぶる。うち残りの賊。

 

爲=為。爲は旧字。イ。ナす。する。行う。こしらえる。マネる。学ぶ。である。オサめる→治。しわざ。利益。関係。理に行なう。シむ(文)=使。命令の辞。

 

鍼灸医学大系 語句の解

人生於地=「人は地に生じ」とは「人は地から出来る五味によって育成されるものである」という意である。

五味=酸苦甘辛鹹の五つの味のする食物。一般的には食物ということと同じである。鍼灸医学大系

黄帝内経素問 生氣通天論篇 第三 第十節 語句の意味 1

 

懸=ケン。ケ。カける→掛。ひっかける。カかる。ひっかかる。ぶらさがる。隔たる。かけ離れる。

 

命=メイ。ミョウ。イノチ。生命。寿命。おおせ。天子や長官が下す大きな命令。名。天命。運命。命名。官服。貴人の敬称。神の敬称。

 

鍼灸医学大系 語句の解

天地合氣、命之曰人

天地気を合す。之を命じて人と曰う

 天の気が正常ならば、自然界の変化も亦正常を保持することを得、地の気が正常ならば五味の供給も亦正常となる。この両気がよく結合することによって人間の生命活動も亦円滑に行われるものである、との意である。

 

四氣調神大論篇 第二 第七節 原文 読み 1-2

四氣調神大論篇 第二 七節 訳 2-2

 

萬物=天地間のすべてのもの。

 

天子=天下を統治する君。君主、意志を持ちながら実力がない天帝に代わって、その意志のとおりを実行し、国を治める人の意。

 

十二節=

①四肢の大きな関節、すなわち上肢の肩・肘・腕・下肢の股・膝・踝の合計12の関節の総称。

②十二節刺(じゅうにせつし)に同じ。

③12ヵ月の節気をいう。

正月の節は立春、

2月の節は驚蟄(啓蟄?)、

3月の節は清明、

4月の節は立夏、

5月の節は芒種、

6月の節は小暑、

7月の節は立秋、

8月の節は白露、

9月の節は寒露、

10月の節は立冬、

11月の節は大雪、

12月の節は小寒。

<霊枢経別篇>「六津に陰陽の諸経を建て、之を・・・十二節・・・に合する者なり。」

④十二経脈をさす。<素問宝命全形論>「天に陰陽有り、人に十二節有り。」

 

蛇足=へびには足がないのに、足を描き加えたために約束の酒を飲みそこなった故事(国策、斉)から、よけいなことのたとえ。明解漢和辞典

海の精株式会社のカレンダーより 平成25年

01月05日小寒(旧11月24日) 20日大寒(旧12月16日)

02月04日立春(旧12月24日) 18日雨水(旧01月09日)

03月05日啓蟄(旧01月24日) 20日春分(旧02月09日)

04月05日清明(旧02月25日) 20日穀雨(旧03月11日)

05月05日立夏(旧03月26日) 21日小満(旧04月12日)

06月05日芒種(旧04月27日) 21日夏至(旧05月13日)

07月07日小暑(旧05月29日) 23日大暑(旧06月09日)

08月07日立秋(旧07月01日) 23日処暑(旧07月17日)

09月07日白露(旧08月03日) 23日秋分(旧08月19日)

10月08日寒露(旧09月04日) 23日霜降(旧09月19日)

11月07日立冬(旧10月05日) 22日小雪(旧10月20日)

12月07日大雪(旧11月05日) 22日冬至(旧11月20日)

 

經=①十二経脈の流れるみち。→経絡。

<霊枢九鍼十二原篇>「二十七気の行く所を経となす。」

<素問示従容論>「上に循り下に及ぶ。何をか必ず経を守らん。」

②綱のこと。<素問陰陽類論>「三陽は経となす。」

③井・榮・兪・経・合の五穴の一つ。

④血脈の直行するもの。

⑤月経の簡称。

⑥経典。漢方用語大辞典

 

経=經は旧字。ケイ。キョウ。ヘる。フ。過ぎる。月日がたつ。ツネ。一定不変の道。儒教の経典(五経)。たて糸。×緯。たて。婦人の月経。くびをくくる。さかい。経界。治める。スデに。宗教の根本理論を書いた書。すじ。典則。→経度。明解漢和辞典

経に関する語句の解は鍼灸医学大系に詳述あり。

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典

 

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八味丸にまつわる庶民小話 薬学博士渡辺武著八味地黄丸トシ老化をとらない漢方薬より女のほめる薬なり②

2013-04-22 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

八味丸にまつわる庶民小話 

薬学博士 渡辺 武著 『八味地黄丸 トシ{老化}をとらない漢方薬』より

●女のほめる薬なり2-2

 漢方薬が唯一の治療薬であった江戸時代には、治療薬としての漢方薬を庶民でも使える大衆薬的な使い方に集約して買薬(家庭薬)が流行して、川柳などにもその消息がのこされてもいます。

それには八味丸が陽虚証、陰虚証の適応薬で、陽実証の人や陰実証の人には、不適格ですから、陽虚の薬物桂枝と陰虚に対する薬物である附子の二味を除いた六味丸ならば、支障がないし、副作用や薬害が避けられるので、保健薬ことに性生活に老若をかまわず賞用されています。

小銃に対して、機関銃のような一局面的な使用法です。

  八味地黄丸飲んでるそばに恋女房

  牡鶏すすめて玉子湯で地黄丸

  六味丸買いに女房の細い腰

 亭主がそっと服むだけでなく、女房が閨房の効果を期待して、亭主に進めている姿が活写されています。

  顔で追う蝿は六味にたかるなり

  八味地黄丸その罪人も少し誉め

 前句は腎虚失精で憔悴した亭主の持薬である六味丸をよみ、地黄丸を服用するのは男性側ですが、後句はその受益者は婦人であり、セックス過多で亭主を憔悴させ、インポにした張本人に当る女房も、八味丸の効果に胸おどろかせて、そっとなめてみるほどほほ笑ましい風景です。次の二句では、ついに江戸時代の八味丸・六味丸の流行は、天下泰平を謳歌する時代相であることを物語っています。

  地黄丸女のほめる薬なり

  地黄丸はやりて天下泰平

 

六味丸ベースの

視力低下、飲む目薬の『杞菊地黄丸』疲れ目、かすみ目に効く  杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

口渇、顔や四肢のほてりに『知柏地黄丸』口が渇く、疲れ、むくみなどの諸症状に知柏地黄丸

息切れ、吸う息が苦しいに『麦味地黄丸』

貧血性の耳鳴り、腰痛、手足や腰の脱力感に『ジメイ丸』

 私は釣りに行くときは必ず六味丸等を服用して出かけます。

疲れ方が違うのです。

 

八味丸

薬学博士渡辺武著『わかりやすい漢方薬』より4月15日のつづき

 

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p204漢方には二千年前から糖尿病に効く薬がある!

2013-04-21 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第3章 漢方薬は何に効くか

 

慢性病の漢方治療法

p204漢方には二千年前から糖尿病に効く薬がある!

 

成人病のなかで、糖尿病というのは、現代医学では厄介な病気です。

世界保健機関(WHO)でも、糖尿病をテーマとしてとり上げて、その効果的治療法を追究しておりますが、漢方ではいまからおよそ二千百年前の漢方書に、糖尿病に効く薬のことが記されています。

 その漢方書は、これまでにも何度か出てきた『金匱要略(きんきようりゃく)』といって、宋(そう)時代に発掘された金の櫃(ひつ)に入っていたもので、漢方医学の聖典ともいうべき本なのです。

そのなかに記されている「八味腎気丸(はちみじんきがん)」という薬が、じつは糖尿病の薬だったのです。

したがって、糖尿病は人類にとって最も古くからあった病の一つといえるのでしょう。

 糖尿病のおもな症状は――
①排尿が極端に多かったり、少なかったりする。就寝後の小便が多くなる。
②皮膚のつやがなくなり、かさかさしたり、化膿(かのう)しやすくなったりする。
③九竅(きゅうきょう)――眼、鼻、口、耳、尿道、肛門――に異変が起こる。口が渇(かわ)いてくる。
④足腰が弱くなる。
⑤精力が減退する。

 こうした症状から体に力感がなくなり、引っ込み思案になったり、頭がぼんやりしてファイトがなくなってきます。

この症状のなかでも、とくに、喉(のど)や口の渇きがよく見受けられる特徴なので、また糖尿病がよくわかっていなかった時代には、糖尿病のことを「消渇(しょうかち)」(「しょうかつ」ともいう)と呼んでいました。

 糖尿病というのは、体の新陣代謝機能が衰えて、エネルギーの源である糖分が血液や尿から流出てしまって、そのためにさまざまな症状が現れることなのです。

かつては、もっぱら老人病やぜいたく病とされていたこの病気も、最近では飲食物の不調和や生活環境の悪化によるストレスなどから、若年層にもふえてきつつあります。

 江戸時代、「八味丸」は新婚の人たちが利用した薬ですが、いまは同じ若年層の人たちの糖尿病の薬として使われています。

 「八味丸」の主薬は、地黄(じおう アカヤジオウ。中国原産の薬用植物)であって、これは糖尿による栄養障害や貧血に効果的な増血剤としての働きがあります。

したがって、「八味丸」のことを「八味地黄湯」とよぶこともあります。

 男女の発病率を比べると、女性のほうが多くかかるといわれています。

女性は妊娠ということで、ホルモンが変調を起こしやすいことが原因だといわれています。

四十歳から五十歳までの発病が最も多く、全患者の七〇パーセントを占めているといわれます。

 最近は子どもや若年層にも糖尿病がふえているということは、子どもたちが早くから成人病にかかるということ――老化がはじまっているということなのです。

肥満児などは、もう人間の機能はフル回転、心臓は働きっ放しですし、腎機能も胃もフル回転です。

これは子どもを若年寄に育てているようなものなのです。

 糖尿病は一般に肥満型の人に起こりやすい病気です。

発病する数年前から急に太りはじめてきます。

ところが発病すると、食欲もあり栄養も摂っているのにどんどん痩(や)せてきます。

 糖尿病は、合併症といわれる他の病気が起こりやすい状態になり、心臓病、肝臓病、高血圧、神経痛、自律神経失調症などを起こします。

尿から糖分は垂れ流し、血液の中の糖分が多くなり、これは内臓の五臓六腑だって〝ストライキ〟をしたくなるわけです。

 また、長く糖尿病がつづくと眼底出血も起こし、白内障(はくないしょう)や虹彩炎(こうさいえん)など、眼の病気を起こす原因にもなるのです。

 

明日は 八味丸にまつわる庶民小話 

薬学博士 渡辺 武著 『八味地黄丸 トシ{老化}をとらない漢方薬』より

●女のほめる薬なり2-2

 漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

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