ナイチンゲールと言っても、昭和初期の女性医師の物語です。
女子が誰も上級学校に進まない土地から、東京の
医専に入り、51年の生涯の後半生を、無医村だった故郷の医療に捧げた医師の実話です。
志田周子という人物の偉大さはもちろんだが、娘を医者にしようとした父親の志、岩をも砕く如くである。
主役は、映画 ウォーターボーイズ(2001年)で空手少女が鮮烈だった平山あや。診療所の助手役は、主題歌も歌う上野優華(可憐)。取って付けたように登場したテツandトモは、いただけなかったけど。
現在の上映館は、舞台が山形のため山形5、東京1、埼玉1の7館だけ。もちろん僕も含め、志なく生きている人に、観て欲しい作品。