母、妹、わたくしの珍道中で、西新宿・ヒルトン東京地下のステッキ店に行ってきた。老父母にそれぞれ、ステッキを購入することができた。
当該店舗の店長は、ホームページ上で銀髪のお洒落な老婦人であることを、確認していたが、今日の店長は、銀の坊主頭であった(同一人物)。
予想の通り、職業意識とプライドが高い人物で、僕が苦手とする類の人種であったが、その講釈はひとつひとつが、勉強になったのだ。
元より、防御側に回るとからっきし弱い、ヘタレな男である故、「僕も必要になった時は、このお店で買いますね」客ながら、媚びを売るテイタラクであったが。
店長、間髪を入れずに...
「杖を介助のツールと考えるのは間違い。紳士の嗜みとして、ひとつ所有され、然るべき場所にはお持ちになることです」とたたみかけて来る
のだ。
今後の僕にそんなスペシャルなオケージョンは、おとずれるのだろうか?