
映画を観る愉しみは、自分が経験できそうもない物事に出会えるということ。青春映画ならなおのことである。
アイルランドが舞台の作品。アイルランド、なじみが薄いなあ。
一言で語るなら、夏の終わりのセレナーデの後、実現するかは分からないが、ひとつの夢を見つける。秋からは、それを支えに生きられるかな?
そんな感じの物語です。
家庭の経済破綻から、主人公16歳は、イエズス会系からカトリック系の高校に転校を、余儀なくされる。強面の校長が仕切る転校先は、不良男子の巣窟で...
そんなどこにでもある始まり方だが、 ストーリーに不可欠な夥しい数の楽曲は楽しめる。
そして、親との関係は希薄だが、兄弟の絆が極めて硬い、そこはどこかの家庭と類似していた。
(大好きなミニシアターのひとつ 新宿シネマカリテで鑑賞)