ドキュメンタリーの冒頭
「日本は均質国家である。それは少数派を冷遇する国ということだ」との旨のキャプションが映された。
2人の弁護士は、少数者の擁護に二人三脚で取り組んでいる同性カップルである。
日本に生まれ、生まれながらに戸籍がない人は1万人。法により猥褻とみなされる作品を世に問うているアーティスト。親に捨てられた子ども。君が代斉唱時に起立しなかったために、減給処分を受けた公立学校教師。
裁判所も、いわゆるマイノリティの訴えを聴くことに消極的な傾向にある。
君が代不起立教諭は語る。
「以前は仲間がたくさんいたのに、いつのまにか(行動するのが)私ひとりになってしまった」
周りの空気を読める人がよい大人。
多分、我々日本人を端的に表現しているのかな。
川越スカラ座で鑑賞。
映画館を出ると、インスタ映えがするさつま芋チップスの店に200人くらいの列ができていた。
他人がすることには右に倣え症候群。