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もう35年も前、ロンドンから電車に乗り車窓から見たヨークシャーの景色と、この映画の風景は全く変わりがなかった。
神の所有地 ヨークシャーで、ひとり羊の世話をするがなげやりな日々を送る男と、日雇いで牧場にやってきたルーマニア人青年とのラブストーリー。
異性間・同性間にかかわらず、人を好きになる始まりということを、気づかせてくれる作品。ゲオルゲというルーマニア青年の動物への愛がハンパではない。雇い主はまずそこに魅かれていくのだ。
青年同士の生々しい愛の描写も、随所にあるのだが。広大な牧草地と、2人の役者が生まれたばかりで瀕死の子羊を蘇生させたり、子牛の出産シーンをナマで演じるのを見る価値あり。
地味な作品だが、客席は溢れていた。