日比谷・銀座に足を運ぶ、といっても映画館2館と高級中古カメラ店を覗くだけだから、ごく限られたエリアしか知らない。
昼メシに都内の小諸そばで、イカ天そばを食べたのにもかかわらず、気がつけば晩飯、よもだそば銀座店に、足を踏み入れていた。
そばメニューはスルーして、この店自慢の
よもだカレーを食す。看板のインドカレーというより、独特の酸味をもつタイカレーに近い。
ごはんに染みるカレーの中には、月桂樹の葉が1枚。
店から徒歩1分のところにシネスイッチ銀座がある。
シャーロット・ランプリング主演の最新作。
予告編では『さざなみ』『ベロニカとの記憶』の延長線上のストーリーと思われたが、劇伴奏なし、全編ヒロインを映すだけで、ストーリー上の謎は何ひとつ明かされない。
これではネタバレサイトでも、バラすネタがないだろう。
作品上の必然性または蓋然性もなく、スクリーンで一糸まとわぬ姿になる横綱はシャーロット・ランプリング(70代)、大関はイザベル・ユペール(60代)、我が国の寺島しのぶの体当たりはあっぱれだが、まだ前頭筆頭というところか。
この作品については書くべきことはない。