昨年5月末に日本初公開で、各所で上映されているロングラン。
デイヴィットバーン今年は70歳。

107分間最初から最後まで、息をもつかせぬパフォーマンス。
12人全員素足で、不規則かに見える規則性でステージ上のステップを進める。
三味線の曲弾きを思わせるような、
アクロバティックな楽器演奏と同時に踊り・歌う。
曲の間のデイヴィット・バーンのMCが爽やかにシニカルである。
終盤、若くして亡くなったアーティストたちに対する鎮魂の一曲があったが、何故か深刻な心持ちにではなく、聴いている者をポジティブにさせる。
実は鑑賞をずっと躊躇していた作品だったが年内に観て、宿題を完結した心境。
(早稲田松竹 ラスト1本割引にて)