平成の一時期、KYとの略語が流行った。Kuuki Yomenai。
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週末はスパイダーマンの新作に映画好きはなびいているが、敢えてこの作品を観た。
窪田正孝×宮沢りえの掛け合いです。
大臣経験者の父が病で倒れ、後任としてド素人の娘が選挙に打って出る。キャラクターは生粋の箱入り娘だが、とにかく気が強く周囲の意見には100パー耳を貸さない。
秘書団、父の後援会、地元の県議・市議たちが振り回されるドタバタ。
天然KYキャラに共通することは、ひとつだけ人を寄せ付けない秀でたモノを持ち合わせていること。このストーリーの場合は、天然ゆえに生まれた並外れた正義感。
政界の常識を伝授しようとする秘書(窪田)と、それが世間の非常識と訴える新人候補(宮沢)の闘いが滑稽に、時にはシリアスに描かれている。
難を言えば尺が105分、15分くらいは縮められ90分程度にまとめられたのではないかな。