定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

ハリー・D ・スタントンの遺作

2018年03月26日 19時14分24秒 | 日記

きょうはダラダラ書きます。

主人公のラッキーは、90歳の生涯単身を貫いた男だ。
起床して、決めたセット数のヨガをやり、同じ道を歩いて、馴染みのダイナーへ行く。道すがら、決まった場所で立ち止まり、「クソ女め!」と一言叫ぶ。ダイナーでは砂糖入りコーヒーを飲みながら、クロスワードを解く毎日だ。
メキシコ人の雑貨屋でタバコを買い、夜は全面禁煙のバーで、ブラッディメアリを飲みながら、仲間とヘソの曲がった会話をする。

ある朝卒倒したことから、自身の死期を悟るようになる。
発する言葉は哲学めいている。それは、机上のアカデミズムから生まれたものではなく、90年の人生の産物だ。
・何かを持っていると思うこと自体が錯覚だ。権力支配の感情は、主観的なもの。
・現実は物のようなもの。俺の現実とお前の現実とは違う。等など。

自分では独立独歩で生きているつもりだが、町中でラッキーを気遣うところが、暖かい。

昨年他界した笑わぬ俳優 、ハリー・ディーン・スタントン最後の出演作。
言葉ひとつひとつを、老優がラッキーに言わしめていると、感じさせる。


降りてきた人

2018年03月25日 20時50分35秒 | 日記

父が最期の3ヶ月お世話になった、老人ホームのオーナーから、招待状をいただいたので、国立新美術館に行って来た。

写真の7つ、全てオーナーの作品です。大きさに圧倒される。
この人の画歴は5年。絵を描くこととは無縁だった5年前、付き合いで某有名画家の墓参りをした時を境に、絵の神が降りてきたそうだ。
オーナーといえども、専門スタッフを40名かかえ、スーパー、ドラッグストアで買い出し、または厨房仕事の合間に、睡眠を省いて描いている。

画題は『夢』。老人ホームの玄関、事務所がアトリエである。
元々は歴史研究家で、日本の紀元を探ることがライフワークであることから、父とは学問上で30年来の付き合いだった。ライフワークがまた一つ加わって。
僕にも、何か降りて来ないものかな?

美術館向かいの、政策研究大学院大学の庭の桜を、サービスカットで↓

坂道を上って

2018年03月24日 21時46分23秒 | 日記

小田先輩の伸びやかで澄んだ歌声を、TVスポットで聞くたびに、当初大した鑑賞意欲は湧かない作品でも、見ざるを得ない衝動が起こる。

『坂道のアポロン』各館上演中です。小田和正先輩とは、一面識もないが、ピュアなハートを持つ類友として、先輩と呼ばせてください。

さてこの作品、
知念侑季よし、中川大志さらによし、というところだが、20代前半を歩んでいる小松菜奈のオトナの色香たるや、もう許してくださいのレベルにあるのだ。(ぶっちゃけ僕好み)

そしてテーマ曲、
青春の煩悶を連ねた詩、青春の抒情詩人 小椋佳の詩とカブるわけだが、小田和正の歌声により、それを青春讃歌へと昇華している。

渾身の...

2018年03月23日 21時40分25秒 | 日記

ブログのマンネリ度を探るべく、今月の日記をパラパラと読んでみると、「渾身の」というワードの頻度に驚く。
1日のうち七割方、脱力していたい拙者が、そんな渾身しちゃったらいけないと反省。

今週は自炊ウィーク。
むき海老と卵があるので、今夜はリアル渾身の?海老&玉子炒めにしてみました。つまり尿酸値を劇的に上げる一品です。

自分の料理に、初めて旨い!と、一口目に思った。

↑これのおかげだろうね。

距離なお遠く

2018年03月22日 22時07分26秒 | 日記

過酷な労働条件のアパレル業界で5年働き、昨年来休みがろくに取れず、突発性難聴に加え、血尿も続いたということで、娘が休みを貰って病院に通いをしている。

普段離れて暮らしているから、僕も心配になり、2度ほど、職場の近くまで様子を見に行った。今月の祖父の葬儀には、倒れ込むように遅刻して来たが。

来週月曜は、娘の誕生日だから、渾身のリサ・ラーソンを用意して、今週末にでも会おうか?と連絡したが...。連日の誕生日会で、父親に会うスキマなし、とのことです。
相変わらず父娘の距離は縮まらないが、いつかは渡したいね。でも、缶入りのクッキーは、食べちゃうかも⁉︎