落葉松亭日記

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韓国、国家存亡の危機?

2017年02月01日 | 政治・外交
世界にトランプ旋風が吹き荒れ、今年はなにかと騒がしい。
お隣、韓国は、朴槿恵大統領が弾劾され、無政府状態になっているという。
昨年「千年の恨み」と反日宣言をしていた時とは異なり、見るも無惨な状態になっているそうな。
だがこの国に日本政府は再三騙されてきた。
悲韓三原則「助けない、教えない、関わらない」を貫くべきと云う声が多い。
【断末魔の中韓経済】トランプ大統領令で世界大混乱の中 国家存亡の危機の韓国、「無政府状態」続き経済対策も打ち出せず 2017.02.01
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170201/frn1702011530006-n1.htm

 ドナルド・トランプ米大統領が誕生し、「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)からの永久離脱」「オバマケア撤廃」「メキシコ国境の壁建設」「イスラム圏7カ国の出身者および難民の受け入れ停止」など、大統領令に次々とサインし、世界が混乱状態に陥っている。この状況で、韓国は事実上の無政府状態になってしまっている。

 崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入疑惑により、朴槿恵(パク・クネ)大統領は弾劾決議が可決され、職務停止となった。国家が完全に分裂してしまった。

 次期大統領選の世論調査では、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表が独走している。文氏は、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の見直しや、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備延期を主張している。朴氏の弾劾決議を憲法裁判所(日本の最高裁)が棄却した場合、文氏は「革命を起こす」と公言している。

 朴氏は1月25日、インターネット放送に出演し、一連の疑惑について、「何者かによって企画された感を拭えない」と全否定した。

 韓国経済は、2016年10-12月期の経済成長率が、対前期比0・4%と低迷した。国政混乱により、個人消費が同0・2%増と低迷したことが主因である。
 しかも、世界的な需要縮小の影響を受け、韓国経済の牽引車たる輸出も低迷している。16年の韓国の輸出は4955億ドル(約56兆6900億円)と、6年ぶりに5000億ドル(約57兆2050億円)を下回ってしまった。韓国は15年も輸出が対前年比で減っている。2年連続で韓国の輸出が対前年比でマイナスになったのは、1957年、58年以来、何と58年ぶりのことである。

もっとも、韓国経済にとっても最も憂慮すべき事態は、民間企業の設備投資がマイナスに落ち込んでいることだ。16年を通じた韓国の民間企業設備は、マイナス2・4%。韓国の民間企業は、資本主義の基本である設備投資を拡大する気を失ってしまっているのだ。

 特に、韓国の輸出の柱の1つであった造船業の衰退が著しい。

 韓国の大手造船企業「大宇(デウ)造船海洋」は、16年に大赤字を出し、過去10年間の利益の総額に匹敵するまで赤字額が膨らんだ。16年を通じ、韓国の造船産業は4万人を超えるリストラクチャリングを実施せざるを得なくなった。
 消費、輸出、設備投資が低迷している以上、まさに「政治の出番」なわけだが、このタイミングで韓国は無政府状態も同然の大混乱に陥ってしまった。大統領代行を務める黄教安(ファン・ギョアン)首相には、大規模経済対策を打ち出すような政治力はない。

 17年の韓国は、経済成長うんぬん以前に、「普通の国家」として存続できるのか否かを問われる事態になったと理解すべきだ。

 ■三橋貴明(みつはし・たかあき) 1969年、熊本県生まれ。経済評論家、中小企業診断士。大学卒業後、外資系IT業界数社に勤務。現在は「経世論研究所」所長。著書に『2017年 アメリカ大転換で分裂する世界 立ち上がる日本』(徳間書店)、『中国不要論』(小学館新書)など多数。


異次元になった「国のかたち」 どこか無政府状態の韓国【黒田勝弘のから(韓)くに便り】
http://www.sankei.com/world/print/170130/wor1701300009-c.html

 長崎県対馬市の寺から韓国人が盗んでいった仏像について韓国の地方裁判所が、日本に返さなくてもいいという判決を出した。その際、寺の元住職がテレビで「隣には異次元の世界があるようだ」と感想を語っていた。なるほど、韓国を「異次元」とは言い得て妙である。

 隣でもう一方の北朝鮮は、自ら鎖国を選択し、きわめて特異な「国のかたち」を作り上げているので文字通り異次元の世界だが近年、日本人には韓国もそう見えるようだ。違和感のある出来事が多いからだろう。

 われわれ韓国ウオッチャーたちにとっては昔から、韓国と日本の同質性と異質性が関心の対象だ。地理的に近いし文化的、歴史的にも関係が深い。遺伝子というか人種的にもきわめて似ている。古代には日本が多くの影響を受け、近代以降は日本が大きな影響を与えた。しかし片や島国で片や大陸にぶらさがる半島国家だから、風土や文化、歴史的経験はかなり異なる。

 そんなこんなで、お互い似ているようで似ていない、違うようで似ているといった微妙な感じがある。このことを筆者は以前から「異同感」といい、この「異同感」の面白さ、興味深さが韓国ウオッチャーの妙味であると語ってきた。

 ところが近年、日本人に違和感を与えているのは、そうした日本との「異同感」からくる違いではなく、もっと普遍的で一般的な「法秩序が守られていない」とか「国際的マナーがない」といった点での異質感だ。
 韓国が「反日無罪」とか「国民情緒法」などの言葉で語られるのは、日本大使館・総領事館前の慰安婦像をはじめ、日本相手なら何をやっても許されるという話だが、これも日本との異質性というより、国際的にはありえないというもっと根本的な異質性である。

 最近の朴槿恵(パク・クネ)大統領退陣要求のいわゆる「100万人ロウソク・デモ」もそうだ。警備当局の数字よりもっぱら主催者発表の誇大な数字がメディアで定着する異様さもさることながら、議会は野党が多数を占め、メディアの政府批判は限りなく活発という民主主義の現状には満足せず、大群衆による街頭圧力で政府を屈服させるのが民主主義といって自画自賛している。

 それにあのセウォル号沈没事故だって、責任者の裁判や補償も終わっているのに、いまだ「真相究明」などといって反政府運動のネタになっている。慰安婦合意への否定や攻撃もそうだ。韓国では近年、メディアや市民団体など非政府組織(NGO)の力が強く国の権威が著しく後退しているのだ。

 だから政府は国際的な基準やマナーを国内で押し通せない。NGOやメディアの反発を恐れ腰が引けるのだ。隣は今や「国のかたち」が壊れ、いささかオーバーにいえばどこか無政府状態である。だから付き合い方が難しい。これはいつ立ち直るのだろうか。

 ところで日本人にとっては反日イメージが強い韓国から、昨年は500万人以上もの日本訪問客があった。毎年、急増している。こうした日本訪問客に国際的マナーを持ち帰ってもらって、本国の状況を変えてもらうしかない? (ソウル駐在客員論説委員・黒田勝弘)
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