落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

スーパー78歳

2018年08月16日 | 世相
山口県周防大島町で行方不明になった2歳児を発見した方は、
被災地支援や行方不明者の捜索活動などを続け、ボランティア仲間から「師匠」と慕われていた。
これまでも各地の被災地支援や救援活動をされてきたという。
2歳男児発見の尾畠さん「師匠」と呼ばれるスーパー78歳 2018.8.16
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180816/soc1808160016-n1.html

写真:2歳児行方不明 取材に応じる発見者の捜索ボランティア尾畠春夫さん=15日午後、山口県周防大島町 2歳児行方不明 取材に応じる発見者の捜索ボランティア尾畠春夫さん=15日午後、山口県周防大島町
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180816/soc1808160016-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto

 山口県周防大島町で行方不明となっていた藤本理稀(よしき)ちゃん(2)を発見したボランティアの尾畠(おばた)春夫さん(78)は、被災地支援や行方不明者の捜索活動などを続け、ボランティア仲間から「師匠」と慕われていた。

 尾畠さんは大分県日出町(ひじまち)在住で、66歳で鮮魚店を閉めた後、徒歩で日本を縦断したほか、新潟県中越地震や、東日本大震災の被災地でボランティアを行った。2016年12月、大分県佐伯市で2歳女児が行方不明になった際も捜索に加わり、女児は無事に保護された。

 尾畠さんは西日本豪雨の被災地から一時帰宅した際にニュースで理稀ちゃんの不明を知り、周防大島町に駆け付けた。理稀ちゃんの家族と会って自身の手で引き渡す決意を伝えたうえで、15日午前6時ごろから単身、裏山に入った。「小さい子供は上る習性がある」と判断し、30分ほどで理稀ちゃんを発見した。

 尾畠さんは「体が元気なうちは、まだまだ世の中のために働きたい」と意気込んでいる。

2歳児発見の尾畠さん、ボランティア資金は年金「お金はいるだけあったらいい」 16:13サンケイスポーツ
https://news.goo.ne.jp/article/sanspo/region/sanspo-geo1808160016.html

 山口・周防大島町で行方が分からなくなっていた藤本理稀ちゃん(2)を無事発見したボランティアの尾畠春夫さん(78)が16日、フジテレビ系「とくダネ!」(月〜金曜前8・0)に出演した。

 番組MCの小倉智昭(71)が尾畠さんに「この度はありがとうございました」と言葉を掛け、「元気ですねぇ」「歯は全部、自分の歯ですか?」と質問すると「全部、総入れ歯です」と白い歯を見せて答えた。

 尾畠さんは自家用車に5日分の食料を積み込み捜索に駆けつけたという。「これがボランティアの基本中の基本。まずは自分の命を一番に守ること。そしてボランティアをさせてもらう」と答えた。

 今回の捜索に参加した経緯について、「地元の新聞で2歳の子供がいなくなったと知った。でも現地の様子が分からないから13日夜まではニュースを見て様子を見ていた。14日朝に起きて新聞を見たらまだ行方不明だというから慌てて荷物をまとめて現地に行ったんです」と振り返った。

 小倉が「ボランティアができる場所があったらどこでも行っちゃうんですか?」と聞くと、「行きますね。法律に反しなかったら」と応じた。

 大分・別府市で鮮魚店を営んでいた尾畠さんは、65歳で仕事をやめてボランティアを始め、現在は国民年金で生活しているという。小倉が「国民年金はそんなにもらえるわけじゃない。ボランティアで方々に行ってお金もかかるじゃないですか?」と心配すると、「お金はいるだけあったらいいです。余分にいりません」と即答。「いろんな考えがあるけど私は最低の物を食べてでもボランティアはさせてもらう」と話した。

 最後に小倉が体調を気遣う言葉を掛けると、尾畠さんは「私は悪いところが三カ所あります」と打ち明け、「顔が悪いです。色が黒過ぎます。足が短すぎます」とユーモアを交えて笑顔で答えた。