落葉松亭日記

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はやぶさ2

2019年07月17日 | 環境・エネルギー
小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」へ着陸し、地中の資料採取に成功したという。
りゅうぐうは地球から2億4千万キロ離れた小惑星で、直径わずか900m。
14年12月に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ、18年6月にりゅうぐうに到着した。地球帰還までの総事業費は約289億円を見込むという。↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47192110Q9A710C1MM0000/?n_cid=NMAIL007

途方もない遠距離、極小と云ってもいい目標物に到達させて資料採取する宇宙探査技術はすごい。
「太陽系の歴史、手に入れた」 JAXA会見 はやぶさ2、小惑星に再着陸成功 科学&新技術 2019/7/11 14:56
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47230690R10C19A7000000/?n_cid=DSREA001

写真:記者会見をするJAXAの津田雄一プロジェクトマネージャ(11日、相模原市)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、探査機「はやぶさ2」を小惑星「りゅうぐう」に着陸させた。地中の砂などの採取にも成功したとみられる。責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは記者会見で「太陽系の歴史のかけらを手に入れることができた」と喜びを語った。
はやぶさ2のりゅうぐうへの着陸成功は2月に続き2度目。4月に金属弾を衝突させてりゅうぐうの地表に人工クレーター(くぼ地)を形成しており、今回の着陸ではクレーターの周囲に飛び散った地中の砂や岩石の採取に挑んだ。

「100点満点でいうと1000点。本当に今回は言うことなし。完璧に動いた。事前のチームの準備も含めてパーフェクトだった」。会見で津田氏は今回の挑戦をこう評価した。小惑星の地中の物質の採取に成功していれば、世界初の快挙だ。

写真:はやぶさ2が着陸直後に撮影したりゅうぐうの画像(推定高度100メートル弱から撮影、中央の黒っぽい部分が着陸地点とみられる)=JAXA・東大など提供

JAXAによると着陸時刻は11日午前10時20分。ほぼ狙った場所に着陸させ、砂などを採取するための弾丸の発射も確認できた。試料を機体内のカプセルに回収できた可能性が高い。津田氏は「太陽系の歴史、生命の起源に迫るのに見合うデータ、試料が得られたと考えている。(はやぶさ2が)地球に帰ってこないといけないので、運用はしっかりこれからも続けたい」と述べた。