落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

対韓外交「戦略的無視」

2019年02月25日 | 政治・外交
「レーダー照射」「徴用工」「慰安婦」「旭日旗」「竹島上陸」etc、昨年暮れから韓国の常軌を逸した反日行動が吹き荒れた。
日本国民には「韓国にはもうウンザリ・・」と嫌韓感情が蔓延している。
安倍首相は韓国を「戦略的無視」
安倍首相、韓国を「戦略的無視」 施政方針演説でほぼ触れず 2019.1.29
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190129/soc1901290014-n1.html

 安倍晋三首相は、通常国会冒頭の「施政方針演説」で、韓国についてほぼ触れなかった。河野太郎外相は直後の「外交演説」で、韓国に国際法順守を強く求めた。・・・
韓国メディアの動揺
安倍首相の“戦略的無視”に韓国メディア動揺 長嶺駐韓大使が「反日・暴走」文政権の実態報告か  2019.1.31
https://www.zakzak.co.jp/smp/soc/news/190131/soc1901310003-s1.html

 韓国駆逐艦によるレーダー照射や、いわゆる「元徴用工」の異常判決といった連続暴挙によって、日韓関係は「戦後最悪」の状態になっている。
・・・
「韓国外し」は日本だけではない。実は、トランプ米政権が、その戦略(方針)を固めているという。
 日米情報当局関係者は「トランプ大統領は、文大統領が昨年10月、欧州を歴訪して『北朝鮮への制裁緩和の要請』を続けたことに、激怒した」といい、こう明かした。

 「トランプ政権は、(1)文大統領は『北朝鮮の代理人』と化した。米国にとって『百害あって一利なし』だ(2)韓国に伝えた機密情報は、北朝鮮に漏れかねない(3)北朝鮮と直接パイプができた以上、文政権の仲介は必要ない(4)『在韓米軍撤退』というオプションを留保するためにも、米韓関係は疎遠でいい-と判断し、『South Korea passing(SKP=韓国は無視する)』戦略を打ち出した。この方針は当然、同盟国である日本などにも伝わっている」

 安倍首相の施政方針演説は、トランプ政権と歩調を合わせている可能性が高い。安倍政権は今後、さまざまな状況を判断して「次の一手」に踏み切るとみられる。・・・

「韓国疲れ」再び、文在寅政権に愛想をつかす米国 韓国では「米韓同盟消滅もやむなし」? 2019.1.16(水) 古森 義久
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/55212

米ホワイトハウスの大統領執務室でドナルド・トランプ米大統領(右)と会談する韓国の文在寅大統領(2018年5月22日撮影、資料写真)。(c)SAUL LOEB / AFP〔AFPBB News〕
(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

 米国の最近の韓国に対する態度をみていると、どうしても「韓国疲れ」という言葉を思い出してしまう。英語で "Korea fatigue" と記されるこの表現は、簡単にいえば「韓国にはもううんざり」という意味である。
 なんだ、それなら今の日本の反応と同じではないか、と感じる向きも多いだろう。当然である。そもそも日本の韓国に対する「もう、ほとほと」という心情を、かつて米国側の専門家が「韓国疲れ」と評して米国で広めたからだ。

文在寅に強い不満を抱くトランプ政権

 日本では、韓国の理不尽な言動につくづく愛想が尽きたという反応がますます広がりをみせ始めた。「疲れ」を越えて、もっと激しい嫌韓や排韓に近い怒りが国民的に盛り上がっているといってよい。
「韓国にはうんざり」という声は米国でも広がっており、今や日本と米国に共通の風潮だといえる。・・・・

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 第363号(2月7日)
http://melma.com/backnumber_190875/

*韓国の運命

 韓国のレーダー照射については前々号で既に述べた通り、日米韓の防衛協力体制の事実上の終焉を意味する。駐韓米国大使のハリスは米太平洋軍司令官を務めた海軍大将であり、当然この事件の真相をトランプ大統領に報告していよう。
 米国防総省は、2003年に韓国で左翼の廬武鉉(ノムヒョン)政権が誕生したのを機に、在韓米軍の撤退の方針を固め、現在に至るまでこの方針を維持している。つまり韓国が米軍の駐留を希望しているから現在、米軍が韓国に駐留しているに過ぎない。

 文在寅大統領は廬武鉉の側近だった人物であり、現在の韓国の政権は廬武鉉直系の左翼政権である。トランプは文在寅政権を北朝鮮との窓口として活用しているが、本音を言えば北朝鮮問題は韓国に任せて米軍は早期に全面撤退させたいと言った所だろう。
 2回目の米朝首脳会談の日程も決まり、朝鮮半島の非核化のプロセスも明確になりつつある。中露にとっても北朝鮮の核武装は脅威であり、従って両国とも北朝鮮の非核化を望んでいる。
 また北朝鮮が非核化すれば在韓米軍は駐留する理由がなくなり、撤退することになる。これもまた中露の望むところであり、従って両国は北朝鮮への制裁をかつてない程に強化し北朝鮮に非核化を迫っている。

 北朝鮮タンカーへの石油の密輸いわゆる瀬取が制裁逃れとして問題になっているが、逆を言えば瀬取に頼らざるを得ない程、北朝鮮は困窮しているのである。今回、2度目の米朝会談が実現したのも制裁の効果である。
 北朝鮮が非核化し在韓米軍が撤退すれば、まさに朝鮮半島の非核化は実現する。これは米中露、3大国が等しく望むところだが、これだけなら大国主義のそしりを免れまい。しかし当事者である韓国の現政権が望むのなら、日本を含めて国際社会は文句のつけようがない。

 在韓米軍が撤退した後、朝鮮半島がどうなるか?しかしこの問題は、レーダー照射で日韓防衛協力が不可能になり「徴用工」問題で日韓基本条約が損なわれた現在、日本が関与できる問題ではない。
 韓国が北朝鮮を併合するのか?1990年代に西ドイツが東ドイツを併合したとき、負った経済的、社会的負担を考えるとかなり困難だ。だが北朝鮮が韓国を併合するとなったらもっと悲劇だろう。
 米国が去り日本が助けない以上、中国に頼るかロシアに頼るかしか選択肢はあるまい。まさに19世紀の李朝朝鮮の時代が再現されることになろうか。

軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
動画配信中:「戦争の常識」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1494517092
上記動画のテキスト本
「戦争の常識」(文春新書)
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166604265
動画配信中:「地政学入門」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1475838508
上記動画のテキスト本
「領土の常識」(角川新書)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321212000089

動画配信中:「地図で見る第二次世界大戦」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1441391428
上記動画のテキスト本
文庫「図解大づかみ第二次世界大戦」
http://www.kadokawa.co.jp/product/321502000376/

動画配信中:「現代戦闘機ファイル」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1411697197
上記動画のテキスト本「イラスト図解 戦闘機」
http://www.tg-net.co.jp/item/4528019388.html

動画配信中「よくわかる!ミサイル白書」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1383640409
上記動画のテキスト本「超図解でよくわかる!現代のミサイル」
http://www.tg-net.co.jp/item/486298102X.html?isAZ=true
2017年12月、韓国で韓国語訳が出版。
その他の著書:
「国防の常識」(角川新書)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201203000167
「エシュロンと情報戦争」(文春新書、絶版)

「韓国にはうんざり」
「べつに韓国とは付き合わんでもいいんじゃない、何も困ることないもの・・・」
等々、こう思われだしたら関係は終わりだな。
但し、半島統一すれば北は核を持っているので、日本もそれなりの対応が必要となる。

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