『探索者』 ジャック・マクデヴィット (早川書房)

2007年ネビュラ賞受賞作。ネビュラ賞といえば、文学的に優れているとか、SF的に新規性があるとかが売りで受賞することが多いのだけれど、これは文句なしの娯楽作品。
チャッチャラッチャー、チャッチャチャーと、頭の中でインディージョーンズのテーマが鳴り響く未来の考古学者の冒険譚。
舞台は今から1万年未来で、探し物はそこから9000年前の遺物。って、今から1000年も未来じゃん。未来のモノが考古学者に遺跡として発見されるなんて、ちょっと《センス・オブ・ワンダー》じゃないですか。そうでもない?
そんな未来の時代でも磨耗したピラミッドが残っていたり、月面に人類の第一歩が残されていたりするらしい。真空で守られたその足跡は、ある意味タイムマシンであるという表現にはしびれました。宇宙の難破船は海水で腐食したり、海草や固着性動物に覆われたりしないので、まさにタイムマシン。数千年前の宇宙船の紋章付きカップがマントルピースの上に骨董品として飾られてるなんて、ちょっといいでしょ。
で、この作品は歴史の中に消えた植民地を探すミステリーな訳で、あんまり中身は語れないんですが、今年のベスト級ですよ。
1万年後の世界が、今とあまりに変わっていないところは突っ込みどころなのかも知れませんが、マヤだかエジプトだか良くわからない遺跡を探す本家よりも、よっぽどサイエンス(笑)
エイリアンとか、政治ネタとか、思想ネタとか、細かいくすぐりネタも満載なわりに、いわゆるパンクに走らず、一本の太い物語でハラハラドキドキ、安心して初心者に進められる作品です。
これがヒューゴー賞受賞できなかったのはどれに負けたのかと思って調べてみたんだけど、ノミネートにも入ってないよ(笑)

2007年ネビュラ賞受賞作。ネビュラ賞といえば、文学的に優れているとか、SF的に新規性があるとかが売りで受賞することが多いのだけれど、これは文句なしの娯楽作品。
チャッチャラッチャー、チャッチャチャーと、頭の中でインディージョーンズのテーマが鳴り響く未来の考古学者の冒険譚。
舞台は今から1万年未来で、探し物はそこから9000年前の遺物。って、今から1000年も未来じゃん。未来のモノが考古学者に遺跡として発見されるなんて、ちょっと《センス・オブ・ワンダー》じゃないですか。そうでもない?
そんな未来の時代でも磨耗したピラミッドが残っていたり、月面に人類の第一歩が残されていたりするらしい。真空で守られたその足跡は、ある意味タイムマシンであるという表現にはしびれました。宇宙の難破船は海水で腐食したり、海草や固着性動物に覆われたりしないので、まさにタイムマシン。数千年前の宇宙船の紋章付きカップがマントルピースの上に骨董品として飾られてるなんて、ちょっといいでしょ。
で、この作品は歴史の中に消えた植民地を探すミステリーな訳で、あんまり中身は語れないんですが、今年のベスト級ですよ。
1万年後の世界が、今とあまりに変わっていないところは突っ込みどころなのかも知れませんが、マヤだかエジプトだか良くわからない遺跡を探す本家よりも、よっぽどサイエンス(笑)
エイリアンとか、政治ネタとか、思想ネタとか、細かいくすぐりネタも満載なわりに、いわゆるパンクに走らず、一本の太い物語でハラハラドキドキ、安心して初心者に進められる作品です。
これがヒューゴー賞受賞できなかったのはどれに負けたのかと思って調べてみたんだけど、ノミネートにも入ってないよ(笑)