オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

久しぶりにお茶のお稽古へ

2014-07-31 11:46:13 | 日記

 例年、夏場の仕事はない筈なのに、今年は切れ目なく続いている。 7月も3箇所の現場を掛け持ちして結構忙しく、我等のヨットチームの西伊豆クルージングにも行かずじまいとなってしまった。
 まぁ東京湾だけれど毎日クルージングだと思えなくもない。

 29日(火)久しぶりにお茶のお稽古に行った。 ちゃんと覚えているかどうか不安だったけれど、先生と先輩方は笑顔で迎えてれた。  最初の「初炭手前」「お濃い茶のお点前」は先輩のお稽古を見て勉強する。 まだまだ自分にはムリだと感じる。

 薄茶のお稽古に入り、先輩3人の所作を見ていろいろ思い出す。 勇気をもって次は自分と決め、水屋で準備する。 ここでは、亭主となってお茶をたてた人が次の正客となってお茶をいただく、という約束になっている。 前半は順調に、後半になってややもたつくが、先生が優しく教えてくれる。 茶杓を右手に持って正客に「お菓子をどうぞ」と言うときの茶杓の高さと角度、左手の位置などを身体に染込ませるよう繰り返す。 急がずゆっくりと、ゴルフスイングと同じだな、などと考える。


 
 8月はお稽古はお休み、先輩方はそれぞれ自分たちの船でクルージングに出かける。 私はというと、恒例の花火大会の裏方の仕事や、新しく測量の仕事が始まる。機材を積み込んだ船でアクアライン海ほたる周辺が仕事場になるようだ。
 今年の夏は東京湾で350馬力のターボエンジンを楽しもう。

東京湾でスーパームーンを楽しむ。

2014-07-15 19:36:12 | 日記
 東京湾で小型船の仕事に入って3年目、だいぶ様子もわかってきて楽しみも増えてきた気がする。 7月12日(土)この日の仕事場は西航路の羽田空港の向かい側。日曜日の朝まで24時間勤務だけれど、3人でワッチを組むので「大島レース」に比べたら全然楽チンだ。 ワッチは2時間交代、2時間運転して4時間休憩、時々オールハンズがかかることがあるがあとはフリー。

 東京湾は実に多くの船が通行していて、見ているだけでも楽しく、羽田空港は3分おきに離着陸していて、エネルギーが伝わってくる感じがする。

 ヨットも仕事の船も船には変わりはないが、大きく違うのは、ロープを止めるのはビット、ヨットのようなクリートはない。ビットにロープを止める場合、クラブヒッチは締まって外れなくなるので使わず、漁師結びという止め方を多用する。あとひとつは、ロープを巻きあげるウィンドラス、ヨットと違って24Vなのでパワーが凄い。うっかり巻き込まれると指が飛ぶので細心の注意が必要。

 夕方の涼しい風に吹かれて食事、思い々々の時を過ごす。 今夜はスーパームーンとやらで、月が14%も大きく、30%も明るいんだそうな。確かに明るく羽田の飛行機がすぐ近くに見える。

 翌朝、早朝からコンテナ船が続々と入ってくる。 軽い朝食のあとは間もなく交代の船がやってくるので気持ちも軽い。陸にあがったら何を食べようか、なんて考えている。
 
 こうして船の運転をしたり、ロープをいじっていると、何となくホッとした気分でいられる。これも幸せということかも知れない。