長く生きていると、残念ながら先輩方・同僚・後輩たちとの悲しいお別れに遭遇することが多くなります。
今月6日、たいへんお世話になった大先輩が亡くなりました。
藤嶋弘徳さん、どう表現すればよいのかわからないスケールの大きな方です。
私との直接のかかわりでいうと「海彦・山彦ゴルフグループ」の総師ですが・・・・。
本職は山男、料理人、ゴルファー、ギター弾き、ほかにも顔があります。私が言うのも失礼ですがこれらがすべて本物中の本物です。 あ、忘れてはいけない、スパイスで有名な大手食品会社の社員でハーブの研究をしていました。
山男では、M浦U一郎さんのエベレスト登山隊の料理長として3度、ベースキャンプを支えてきました。
料理では、自由が丘・田園調布をはじめ東京近郊で料理教室を開催されてきました。
ゴルフはプロの手前のウデの持ち主で私と同組のとき、ティーグラウンドで「ここは軽いフェードでフェアウェイ右サイドに」と言ってそのとおりにショットしました。 パーで上がるのが当たり前の方でした。
ギターの弾き語りは山の唄をはじめ古き良きアメリカの歌などなどを得意としていましたが、私の好きな山の唄は、
「僕のスキーはウィスキー 街の酒場をスラローム~ 旗門旗門にひっかかりー ついに会社をダウンヒルーー」
ほかにもいろいろあるのですが・・・。
誰にも分け隔てなく、決して威張らず奢らず、いつも飄々としていて何でも教えてくれました。
皆が楽しそうにしているのが嬉しい、そういう方でしたね。
もうお目にかかれないと思うと悲しい思いとやりきれない思いです。
享年84歳、安らかにお休みください。