オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

2月25日円覚寺、お茶のお稽古

2014-02-27 13:52:11 | 日記
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 大雪と建国記念日で一回休みになったお稽古が久しぶりにあった。 いつものように円覚寺の山門をくぐって境内のたたずまいをゆっくりと見てまわり、冠を戴いたお釈迦様の坐像を拝観してから龍隠庵に上がっていく。 
 今回は一人お休みで8名、先輩の炭手前、お濃い茶のお稽古から始まり、次に全員が亭主と主客になるよう順番に稽古をつけていただく。 先輩方の流れるような動作を見て頭に入れるが、自分の番になると忘れてしまうことが多い。その都度、先生は優しくアドバイスしてくれるが・・・。もう、1年たつのに我ながら情けない。

 今、NHKのEテレで、「茶の湯と出会う」という番組を放送している。 とかく動作・所作にとらわれがちだが、全体を見直すことができるので必ず見るようにしているが、やはり見るとやるとは大違い、もっと復習しないと、と思う。

 ウデはなかなかあがらないが、月2回浮世を離れて、こうして静かな時をすごすのは気分がいい。 
 今年から一人仲間が加わった。 オチオチしていられないぞ、とも思う今日この頃だ。

月光の並木さんを偲ぶ会 3

2014-02-20 12:50:17 | 日記
 久しぶりに会った人はまだまだ沢山いたが、この人もその一人、 西宮のVery Famous Sailor S訪さんだ。

彼とは、1974年の第2回沖縄~東京レースで西宮の「テルテル」(35ft)で一緒だった。 山口オーナー以下、FD級のオリンピック日本代表の山村さん、小網代「八丈」のKN藤さんなどなど、グルメなオーナーの下で美味しい料理をいただきながらの楽しいレースで、スピンでブローチングすると中からコック長の東Dさんが顔を出して、「何やってんだ、料理ができないしゃないかッ」と怒鳴られた。船内でローストビーフを焼いていたのだった。
 楽しいレースだったのに、潮岬の南60哩でディスマストしリタイアした。 マストが折れたのが夕方明るい時刻だったことで、短時間で回収でき、夜のうちにエンジンで田辺港に入った。 田辺は岩だらけで夜の入港は危険だが、彼の豊富な経験で慎重に安全に着岸することができた。 確か港の奥の青灯を2つ縦に重ねて入っていったと記憶している。

 その後、彼が関東に来て「旭Ⅱ」で神子元レースに参加したり、関西ビッグボートレースに私が行ったりの交流が始まった。
 その頃私はレース艇から声がかかれば必ず乗る、と決めていたので関西にもずいぶんと足しげく通ったものだった。

 並木さんと彼は、アドミラルカップで「月光Ⅵ」と「コテルテル」で日本代表のチームメイトだった。両艇ともK原さんの設計で戦った仲間というところか。
 並木さんのおかげで、こうして再会することができたのかな、と考えている。

 ウ~ン、思えば遠くへ来たもんだ。

月光の並木さんを偲ぶ会 2

2014-02-19 17:55:52 | 日記
 並木さんを偲ぶ会には全国から多くのヨットマンが集まった。懐かしい顔・顔・顔、その中に20数年ぶりにK原さんの顔があった。 彼は並木さんの月光Ⅵ世の設計者で、その艇は1979年のアドミラルカップにコテルテル、トーゴとともに参加した。 シリーズ最終のファストネットレースは大荒れに荒れて死者30人以上という史上最悪のレースとなった年として記憶に残っている。日本艇は3艇ともリタイアして無事であったのは不幸中の幸いであった。

 私が初めて彼を知ったのは20代半ば、油壷のワントン「旭Ⅱ世」に乗っていた頃、彼はアメリカのS&S設計事務所にいた。
 旭の先輩で小網代の「八丈」のK藤オーナーから彼を経由してHoodのセールを発注したことから始まり、やがて彼は日本に帰って設計事務所と造船所を立ち上げた。「なかよし造船」である。

 私は彼の試作品の25ftのQtonに乗る機会を得て「モモエ75」と名づけてレースに参戦した。直後、関西の山口オーナーが改良艇「コテルテル」を発注、シーボニアを拠点にQton世界選手権に向けてレース漬けとなり、まずまずの成績を収めたと思っている。

 その後、彼のプロダクション艇「シンドバッドⅡ」で沖縄レースに2回、同Ⅲ世でも1回参加した。 アドミに行った「コテルテル」42ftも彼の設計によるもので神子元島レースなどに乗せていただいただ。
 佐島で行われたQtonワールドでT叶さん、Rバートが活躍した「カミカゼエクスプレス」も彼の設計だ。
 

 今、彼はヨットの仕事を離れて別の業界で仕事をしているが、世界のヨットデザイナーとはコンタクトがあるようだ。 現在、沖縄のサンシンを習っているそうで、次に会うときは持ってきて聞かせてくれるらしい。 また、70歳になったら趣味でヨットに乗る、とも。

 4ケ月後の6月に再会することを約束して分かれた。

月光の並木さんを偲ぶ会 1

2014-02-19 15:37:53 | 日記
 月光チームの並木さん、というより「日本のヨット界の並木さん」と呼ぶべきだろう。いや、日本のリーダーとしてだけではなかった、世界に名を馳せたヨットマンがより正しい呼び方かも知れない。 亡くなられて4ケ月がすぎた。 
 2月18日(火)並木さんを偲ぶ会には全国から大勢のヨットマンが東京に集結した。
 会場は帝国ホテル光の間、9年前、私が勤めていた会社「公共DWサービス」の創業者・N波社長のお別れ会もここだった。

 国旗の前の遺影に献花し、お世話になったお礼とご冥福をお祈りしたあと、会は始まった。
 1分間の黙祷のあと、友人を代表して元都知事のIS原さん、ゴルフ解説のIW田さん、JSAFの名誉会長、会長から次々にあいさつと並木さんを惜しむ言葉、武勇伝などが紹介されたが、並木さんの海への思い、仲間や後輩たちを思う人柄が伝わってくるものばかりであった。
 これだけの巾広いヨットマンが集まることは過去になかっただろう、当然のように国内・海外レースの思い出話で人の輪があちらこちらにでき、旧交を温める様子も多く見受けられた。

 私は、といえば関東での外洋レースはもちろん、ジャパンカップ、ビッグボートシリーズ、沖縄~東京レースでも月光チームと競って帆走ったり、ある時は月光チームのクルーとして乗せていただいたりして、油壷の月光ハウスには何度も伺いご馳走になり泊めてもいただいたものだった。
 私があまりにもアチコチのレース艇に乗るもので、ある時、私に「おい、渡り職人!」と言われた。また、あるパーティで周りの人にむかって私のことを「コイツには気をつけろ」とも言われた。 江の島・油壺のヨットコジキから始まった私のような者が由緒正しい正統派のヨットマンに認められたような嬉しい気持ちになったことを覚えている。


2月9日(日)大雪の後の江の島

2014-02-09 16:18:03 | 日記
 大雪お見舞い申しあげます。また、雪かきお疲れさまでした。 
当方は、愛犬M君とお散歩を楽しんだ後、やはり雪かきです。雪国の人はこれを毎日、大変だなぁとか、仕事の成果がすぐ見えるなぁとか、結構な汗をかきました。

 土曜日の夜、北風がけっこう吹いていたので、日曜日は雪かきの後、江の島に行ってみました。

 日差しが強く雪はどんどん解けて、ハーバー内は思ったほど雪はありません。 艇は無事で舫、ビルジの確認をしてエンジンスタート。 何だかいいお酒があるのでこれも確認、近々これらもおなかの中に片付けなくちゃ、と思いつつパチリ。  周りは人気なし、海も穏やかです。 レーザー級のミッドウィンターレガッタが開催中でした。

 最近ごぶさたなのでOK本造船へ、K後さんの無事も確認し、しばし四方山話。 江の島の新しいクラブハウスが4月にスタートし、それに伴っていろいろリニューアルされる予定で、修理工場は引続きOK本造船がやるんだそうだ。5年間首が繋がった、と嬉しそう。 

 もうすぐ春です。 今年はどういう一年になるのか、今から楽しみです。
 

 

今日のお弁当

2014-02-03 20:04:38 | 日記
 仕事が船の運転のため、毎日のお弁当は欠かせません。 なるべく自家製のお弁当を持っていくようにしています。
 2月3日(月)のお弁当はなかなか良くできたので写真に撮ってみました。

 私のお弁当の基本は「昭和の弁当」です。 先ず、海苔2段、梅干、鮭は入らない日はありません。 今日は休み明けということもありいつもより豪華?になりました。ウィンナー、シュウマイ、玉子焼きにはチーズとコンビーフを入れてみました。空きスペースにミニトマトを押し込んでできあがり。 これにインスタントの味噌汁とみかんを添えてみました。 自分で作った弁当なのに、フタを開けたときは感動してしまいました。 船の上はとにかく腹がへりますし何を食べてもウマいのです。

 ヨットの友人・青雲のSG本っちゃんも自分で煮物を作ったりして弁当を持っていくそうです。 同じくヨット仲間のSK井さんは保険代理店の社長さんですが、「こんなに楽しいことは女にやらせない」と言ってやはり毎日お弁当のようです。
 歳をとったら何でも楽しもうかな、とも考えています。

久しぶりの休日・胡椒ソバ

2014-02-02 21:26:57 | 日記
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 2月2日(日)、今日は久しぶりの休日となった。先週は甥のT彦の法事で、ふだんなかなか会えない姉兄妹たちと呑みすぎてしまい休日を棒に振ってしまったためだ。 江の島に行くことも考えたが、溜まりに溜まった雑用を処理することにした。 郵便物の整理、部屋の片付け、買い物などなどに加えて、お待ちかねの愛犬とのお散歩など、一日中家の周りですごすことに。 それでも時間が足りなくて目標としていたミシンかけの練習まで到達できなかった。

 そんなわけで夕食は家の近くの中華食堂「まんぷく亭」へ。 ここは好感のもてる若いご夫婦がやっていて、メニューに創意工夫があり美味しい。 ピータン、パリパリ餃子、やわらか焼きソバでビール、ホッとしますね。 ここは品川のラーメン屋さんの「天華」と同じ「こしょうそば」があります。 こしょうそばはヨセフが大好きで、以前、鎌倉から自転車に乗って食べにきたことがありました。 とろみのついた塩ラーメンにボルネオ産の胡椒が積もるほどかかっていてとても美味しいんですヨ。