5月に入って初めてのお稽古がありました。
北鎌倉円覚寺も新緑のいい季節になって、カメラを持ったり絵を描いたりのたくさんの人たちで賑わっています。
お茶の方も炉から「風炉」にかわってお点前の所作も少し変ります。 例えば、柄杓の置き方も3とおりあり使い分けます。
今回、いつもお稽古をしている庵が屋根瓦の葺き替えで使えないため、ご住職の計らいで奥の本庵(でいいのかな?)で行いました。
いつもの場所から変わって、大きな祭壇の隣の部屋ということや、部屋の形もちがうため足の運びも変り緊張します。
お稽古の中で、正客が亭主に「棗」や「茶杓」について問う場面がありますが、我々のお稽古では、茶杓の名はそのときの亭主が自分なりの名を考えて答えることにしています。
「お茶杓のご名は?」 「薫風でございます」 のように季節を取り入れたオシャレな名前を考えておき答えます。
あまりひねりすぎたり華美なご名は避けてちょっと味(わび)のある名前を用意しておかなければなりません。
いつも先輩方の所作を見て勉強しますが、今は「You Tube」に模範がアップされているので、時々そちらも見ることがあります。
こころ落ち着けていただくお茶は美味しいものです。