オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

上架日和

2018-10-29 23:19:25 | 日記

 猛暑や台風に見舞われた今年の夏も終わり、ようやくいい季節になりました。
 10月29日(月)、かねてから計画していた修理のため古女房のドック入り、上架しました。
 今回は船底塗装が目的ではありませんが、せっかく上げるのだからと洗い流します。
 月曜日なので会長とヨセフと私の3人です。

 今から11年ほど前、2007年にチームの再編を機にエンジンを新調しました。
 パワーアップしたエンジンにチョット大きめの「GORI」のフォールディングプロペラを組合せたところ、機走で7.5ktkの艇速がでて、これは速い、江の島で一番速いぞとばかりエンジンをブン回してあちこちクルージングなど楽しんできましたが、ここへ来てそのツケがまわってきました。
 冷却水ポンプは全取替え、それと今回はシャフト周りのカットレスベアリングとグランドパッキン手前の太いホースの交換で1週間ほど上架です。

 雲ひとつない穏やかな陽気の中、3人で3時間で水洗いは終了しました。
 あとの工事は造船所と打合せしてお願いしました。



 お昼はやっぱり文佐へ、午後からの用事のため車で行った私は2人とは別メニュー、刺身定食です、刺身が旨いッ、ごはんも美味しいッ、文佐のオバチャンはエラいッ。



 船底塗装はまた年末に忘年会を兼ねてメンバー全員でやることになっています。

 「型~は古いが~時化にィは強ぃ~」
 これでまた、みんなで楽しくクルージングができそうです。
 それにしてもいいお天気でした。

border="0">

並木男声合唱団定期演奏会

2018-10-23 18:34:24 | 日記

 10月20日土曜日、横浜・並木男声合唱団の第11回定期演奏会がみなとみらい大ホールで行われました。
 N社現役時代、目黒で一緒で、卒業後K社でも一緒だった宮ちゃんからの連絡、2年に1度の演奏会です。
 目黒で一緒だった懐かしい3人と待合わせて会場入りです。

 この合唱団はNHKでも取り上げられたことのある実力派で20数年の歴史があり、毎回楽しみにしています。
 今年のテーマは「男を謳う」、で始まってみると宮ちゃんは最前列のセンターで歌っているではありませんか。
 宮ちゃんは2ndテナー、谷川俊太郎作詞の難しい組曲から、「酒と泪と男と女」まで20数曲、楽しそうに気持ちよさそうに歌っていました、大喝采です。



 アンコールは今年亡くなった西城秀樹を偲んで「YMCA」を客席と一緒になって熱唱しました。
 終了後はロビーでお見送りです。



 打ち上げのため抜けられない宮ちゃんとは、後日ごくろうさん会をやることにして、目黒の聴衆たちは野毛へと繰り出し、旧交を温めた次第であります。 ああ、いい一日だった、めでたしメデタシ。




 

日々是好日

2018-10-17 11:27:25 | 日記

 1ケ月も更新を怠けてしまいました、スミマセン。

 この10月で、今の仕事(東京湾の小型船の運転)がまる7年経ちました。
 元請さんや協力会社さんからは「船長」と呼ばれ、顔見知りの人からは固有名詞で呼ばれるなど、楽しくやらせてもらって、社長からももう少し続けて、と言われているところです。
 基本は安全第一、毎朝の始業点検から始まります。
 ヨット乗りが何人もいるし、私のように定年後に始めた人も多く、良き仲間にも恵まれていて、時々居酒屋での一杯も楽しいひとときです。

 
                    夢の島マリーナ前、運河から荒川~海へ出る水路
                    一日数回大きなガット船が通ります。


 しばらく休んでいたお茶のお稽古も復活しました。
 「戯風」というヨット仲間のお茶の会で、北鎌倉円覚寺を拠点に活動していますが、私だけはいつまでたっても初心者のままで進歩というものがありません。でも少しはお茶を理解したいという気持ちだけはあります。
 そんなことから、最近上映されている「日々是好日」というお茶をテーマにした映画を観てきました。映画館で映画を観るのは何十年ぶりです。
 主人公の若い女性が、お茶をとおして、迷いや悩みから少しずつ成長していく物語で、お稽古のシーンも多く、爽やかないい映画でした。
 なぁるほど、私の胸の中も少し整理された気がします。



 仕事のない日は、朝の7時から愛犬の「むーちゃん」とのお散歩です。
 素直で穏やかなむーちゃんといると何だかホッとします。
 


 「毎年こうして同じことができる、それが幸せなんだ」
 「五感を使ってその瞬間を味わう、雨の日は雨の音を、雪の日は白い世界と  寒さを」
 「同じ動作を繰り返すことで自分自身が整理されていく」

  映画の中の言葉ですが、理解はできますがホントにその域まで到達するに  はほど遠い、というのが今の私のレベルであります。
  司馬遼太郎さんの小説「菜の花の沖」にでてくる沖船頭(雇われ船長)の  言葉に。「一日二合の酒が呑めれば、この世に何の欲もない」というのが  ありますが、こちらの方が今の私に近いものがありますね。